うーん数学しか終わってない。明日テストーーーー;;;
政経はすぐ終わるとして・・・まぁ英語明後日で化学も明後日だけど・・。
問題は物理だ~~!!!範囲広いよ!センターと一緒だよ!!!orz
アスランからカガリの呼び方が、ヒビキ→アスハに変わっていました;;
すいません。正しくはヒビキです。07.02.18
アスランにだって分かっていた。
彼女が必死で働いていることぐらい・・・。
「なぁ、姉ちゃん。」
「んー?」
制服姿で家事をする姉に、シンは気まずそうに口を開く。
「・・・姉ちゃん、バイトとか・・してる?」
「えぇ?!」
思わず手から皿を落としそうになり、カガリは平静を保つ。
「いや・・金とか・・足りてるのかなって・・。」
そわそわするシンに・・カガリはピキンッと長年の勘を働かせた。
シンはいつもそうだ。大切な話の前に何かしら前置きをする。
「・・・何か・・あったのか?」
「え、いや、、別に・・!!」
急にあたふたとし出したシンに、カガリは近寄り問いつめる。
「いや・・その、知り合いの人の兄貴が・・居酒屋やってて・・そこで、バイト・・。」
「あのなぁ、シンは中学生なんだぞ?!今はちゃんと勉強して高校に入って・・。」
「わ、分かってるよ!!でも・・中三の夏までで良いんだ。・・・バイトしたい。」
その半分が下心だとカガリは気が付かず・・。でも確かにお金は足りない。
仕方なく、カガリは頷いた。
「ほんと!ステラに連絡・・」
「・・ステラ?」
「え、いや~・・別に。」
真っ赤になったシンにカガリはハハーンと顔をにやけさせる。
「で、でもバイトは・・ホント家の為もあるっていうか・・。」
「分かってるよ。頑張れよ!そのステラって言う子の事!」
「あ、ああ!」
嬉しそうに笑う弟に、カガリも顔が弛む。
「・・で、さ。居酒屋だから・・時々泊まり込みになるかも・・。」
「・・・ふしだらなことだけはするなよ??私だってまだなんだから!」
「そ、そんなこと聞いてないッ!!それにステラの兄貴はシスコンだから絶対無理!!!」
真っ赤になって否定するシンにカガリはまた笑う。
その日から・・シンの帰りは遅くなった。
でも必ずメールのやり取りはするようにしている。時々・・ステラという子と一緒に映った写メを送ってきたときは流石に重傷だと思ったが・・。
でも、シンがバイトを始めて一週間・・夕飯を一人で食べるのは淋しくて・・。それにシンが働いているのに自分はどうなんだと、少し考えてしまう。
そしていつものように・・メイドカフェへと行けば、珍しくオーナが居た。
「オーナー!」
「カガリ!元気かな?」
「はい!」
前と変わらず元気いっぱいのカガリにデュランダルも微笑む。
まだお店が始まる前なので・・少し話をしていた。
「いやぁ、君の事は心配していたんだよ・・。どうだい、少しは生活の足しになったかね?」
「凄く役立ってます!でも、つい最近中学生の弟も・・居酒屋でバイトするようになったから・・私ももっと稼げたらいいのに・・とは思うけど・・。」
正直に告げると・・デュランダルは少し悩んでみせる。
「うーん・・君はミーアと同じくらい稼いでいるんだがね・・やはり受験や入学金となれば話は別か・・。」
「え、いや・・不服って訳じゃなくて。・・ここはそこらの店よりずっと収入が良いし・・。」
慌てて弁解するカガリに、デュランダルは一枚のティッシュを渡す。
カガリは首を傾げて、そのティッシュの裏を見た。
「・・え?!」
「・・・君次第だよ。・・入る気があれば、連絡してくれ、今はそれしかないが、ちゃんとした資料も渡そう。」
そう優しく微笑まれ・・カガリはそのティッシュの裏を詳しく読む。
時給・・5,000円からで・・・体験のときは一時間で一万二時間までだけど・・。指名が取れればお金は増すし・・。
それに・・。
「・・オーナー・・アルコール駄目でも・・。」
「ああ、OKだよ。自分は飲まなくて良いんだ。要は客にどれだけボトルを飲ませるかが勝負って事だね。」
店専属のメイクアップ・ヘアアーティスト・帰りのタクシー代も払ってくれる。
それに・・洋服も、貸してくれるらしい。
「どうだい?なかなか良い店だろ?」
「え・・あ、はい・・。」
時間は六時から朝まで・・。流石に寝ないのはきついが、ここのバイトが六時終わってご飯食べて・・、七時からなら入れるし・・零時くらいに抜ければ・・。
「それではね、今日は忙しいんだ。」
「ありがとうございます!さようなら・・。」
小さく手を振ると、相手も振り替えしてくれた。
カガリはその紙とにらめっこし、今日帰ったらお金との予定を立てようと決める。
それを見て・・コレを引き受けるか引き受けないか・・決めよう。
はぁ・・。
学校が終わり・・質問やら追っかけやらする生徒の相手をして、ようやく帰路に就く。
でも、この生活も来年度で終わりだと思えば何処か切ない。
夜に変わった空を見て、アスランは先日の出来事を思い出した。
「・・泣きそうだったな・・ヒビキ。」
あんな言い方をすれば当然で、でも・・と、大人の考えが思考を埋める。
彼女のしていることはけして良いこととは言えないし・・。でも、それだってあの歳なりに必死に決めたことなんだろう。
17と言うのは、大人でも子供でもない・・本当に微妙な時期だから。
「・・・謝りに行くか・・。」
謝って・・ちゃんと、説得させよう。
せめてあんな繁華街では働いて欲しくない。
仮にも、彼女は大事な生徒なのだから。
+++++++++
はい。やっとアスランがカガリのことを気にしだしてくれました・・!
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