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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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魔の四話。コレを書くのに二回も消えた・・・;;;;しかも結構長く書いたのにorz
この話は続けられたらいいなぁと思います。


隣りに眠る女性を見て、アスランは頭を掻き立ち上がった。
・・・今日はそう言う気分になれなかった・・。
それは彼女に会ってしまったせいだろうか?
ぼんやりとした頭のまま、シャワーを浴び服を着て・・その女性には何も声を掛けず、ホテル代だけ置き部屋を出る。
今日思ったことは、自分は萎えていてもテクニック次第で相手はどうにでもなるということだった。
「カガリ」
彼女はもはや、トラウマの域なのかもしれない、とアスランは思う。
自分の人生を大きく変えた人間。
・・・いや、彼女が居たからこそ、自分は此処まで来られたと言っても過言ではない。
ふっと・・彼女に会ってみたいと思った。
昔の自分とは違う・・・・それを知って欲しいと思ったのだ。

「カガリちゃんも今から大学?」
「ああ、マリューさん出勤か??」
出る時間が重なり、カガリとマリューは並んで歩き出す。
マリューさん曰く、自分に妹が出来たようで楽しいらしい。
バスで駅まで行き・・歩いていると、ジョギング中のムウさんに出くわした。
「おはよう!ムウさん!」
「おう!おはよう嬢ちゃん!それにべっぴんなお姉さまも。」
巫山戯て笑うムウさんに、カガリも笑い・・マリューも笑顔でいる。
「じゃーな、オッサン!また後でっ!」
「オッサン言うな!また後でな~!」
そう陽気に去っていくムウを見送り、マリューは「おかしな人ね」とクスクス笑った。
「今の人は?」
「バイト先の店主なんだ。若いけどな!」
話している間に、別れ道がきてマリューさんに手を振りカガリは大学へと行く。

大学が始まり二週間もする頃、カガリは大分この生活に慣れてくる。
バイト先が有名人専用の店だと知ったときは流石に驚いたが・・。

今日もいつものようにバイトをしていると、アスランが入ってくる。
カガリは当然のように「いらっしゃいませ!」と言い、アスランをカウンター席へと誘導する。
そして去ろうとすると・・後ろから手を捕まれ、引き寄せられていた。
「バイト終わったら、一緒に飲もう?」
耳近くで言われ、温かい息を被った耳を思わずカガリは押さえる。
その余りにも子供っぽく可愛らしい反応にアスランは吹き出して笑っていた。
「いい・・けど、私お酒飲めないぞ??」
純粋なカガリに、アスランは心で笑い「構わないよ」と頭を撫でてやる。
カガリは昔では有り得ないアスランのスキンシップに戸惑っていた。
ムウさんはそれを見て、眉間にしわを寄せる。

九時になり・・エプロンを外すと、ムウさんがコソコソとカガリに向かって声を出す。
「あいつには気を付けろよ。」
そう言われた気がして、カガリは頭に?を浮かべる。

「好きなモノ、頼んでくれ。奢るから。」
「えっとじゃあ・・」
バイトで疲れてお腹が空いているようでカガリは居酒屋だというのに酒ではなく主食を頼んでいて、相変わらずだなぁとアスランは思う。
・・だが、カガリが急変していたら、それはそれで変だな・・。
「店主、今カガリが言ったのと・・レモンサワー。」
当然このサワーは自分が飲むものではなく、カガリが飲むものだ。
自分はカガリを酔わせ抱きたいと思っているのだろうか・・・?ぼんやりとそう思うが、実際よく分からない。

「アスラン、凄いよな。またドラマ主演らしいじゃないか!」
「まぁな。」
さも当たり前のように言ってくるアスランに、カガリはぷぅっと膨れる。
いつだって・・アスランは自分より高い場所にいる気がするから。
「私だって・・お前に負けないように頑張って、プラント大学受かったんだぞっ!」
今も変わらずライバル意識するカガリが面白く、アスランは「よかったな」と浅く答える。
短すぎる返答に、カガリは眉間にしわを寄せた。
「お前が飲みに誘ったんだろ?何か積もる話があるんじゃないのか??」
そう言うと・・アスランは少し考えたように悩んでからカガリの耳元で再び囁く。
「カガリと一緒にいたかったんだよ。」
「・・・ッ!!」
思わずボッと顔が赤くなるが、カガリの心は冷静に物事を理解するように働く。
アスランには彼女が居る。今のは酔ったアスランの勢い。よし!
極力今の動作を思い出さないよう、カガリは努めて笑顔で「そうか。私もだぞ?」と答える。
・・・・・本当に・・相変わらず鈍いというか、何というか・・。
溜息をつきたいくらいだな・・。
カガリは中学の時から持てていて、それに自分が何度嫉妬したか分からない。
アタックしてくる男達をカガリは恐いほどの天然で返り討ちにしていた。
そんなカガリを知っているからこそ・・あの時の自分はアタックできなかったのかもしれないな・・。

ぼんやりと眺めるアスランの目は、昔と違って恐い事にカガリは気が付いた。
昔はとても優しい目をしていたのに・・、どうしたんだろうか・・・?
そう少し心配になり、アスランを下から覗き込む。
「芸能界って・・大変そうだよな。・・お前、大丈夫か?」
決して誘っているわけではないが、酒で少し赤くなった頬と潤んだ瞳では、アスランの思考は一方にしか働かない。
・・・・襲いたいな。
「大丈夫・・じゃ、ないかも。」
わざと弱みを見せれば、カガリは靡いてくれると分かっている。
優しい彼女のことだ。・・・簡単に落ちるだろう。
「やっぱり・・、でも、私はちゃんとお前が努力してるんだって、分かってるからな?・・人に疎まれても、私は味方で居てやるし・・ずっと応援してるぞ!」
献身的なカガリ。やはり変わらない。
・・・俺の好きなカガリだ。

もう、あの頃の自分とは違う。
臆病ではない。
・・・だから・・、今度こそ。

「・・・カガリにそう言って貰えると嬉しいよ。」

そのアスランの目に、優しさが無かったことに・・カガリは気が付いて、恐怖感を覚えた。

・・・疲れているから・・そう見えるんだろうか・・・?
それとも・・芸能界の荒波に飲まれて、心がすさんだのか・・・?

そう、アスランが心配になっていた。


+++++++++++
一回目から大分変わりました・・orz
だってまさか打ったのが消えるなんて(ノω・、)
でも、こっちの方が続き書き安いんで、ちょっと得しました♪


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