忍者ブログ
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[02/04 satoimo]
[01/31 NONAME]
[01/08 ぽこ]
[12/31 おしの]
[12/30 しろくま]
最新TB
プロフィール
HN:
ナツキ
HP:
性別:
女性
職業:
生徒
自己紹介:
アスカガ大好き。映画に向けて奮闘中・・。妄想癖有り。
動物占いはゾウ。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析
忍者ブログ | [PR]
※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



これも13日に書いてます・・。っていうか凄いね。予約機能。
御陰で一日にバシバシ掛けます、アイディアが新しいうちにw



学校が始まった。・・それと一緒に、居酒屋でのバイトも始まった。
大学の入学式でのサークルの勧誘が凄くて、運動系のに入ろうと胸を躍らせる。
キラと共にサークル見学をして、テニスサークルに入ることも決まった。

「僕でも出来るかな~・・。」
「キラは運動しないだけで、やれば出来るだろ??」
あはは、と笑って家に帰る。
サークルは同好会のようなモノで、週何回出なければ駄目。と言うわけではない。
授業が空いた時間仲間同士でワイワイやるような雰囲気だ。
これならバイトにも支障はないだろう。
家に帰り仮眠を取り、カガリはバイトへと出かけた。

「ねぇ、アスラン。良ければ今日プライベートで飲みに行かない?」
「・・構いませんよ。」
ドラマで共演した・・自分より六つ年上の女性。
どうやらこの人も俺を誘っているらしい・・。
まぁ俺の噂を聞いて、興味を持ったんだろうな。
局内で自分の悪い・・女癖とでもいうのだろうか?それが話題になった当初は事務所は大いに困っていた。
だが・・いつの間にか、自分は抱かれたい男ランキングに入り・・そして、この世界じゃ話題にもなったらしい。
"アスラン・ザラとの夜は最高だ"と。
元から手先は器用だと自負していたが、こんな褒められ方をするとは驚きを覚える。
それからは事務所もとやかく言わなくなり・・逆に身体でドラマをゲットすることさえあり得るようになった。
一応・・確認を取るように相手の目を見る。
「俺の噂、知ってますよね?」
「ええ。酒に酔うと見境無いってね。」
ふふっと艶容に笑う姿はミーアとは違う女の匂いを感じる。
フッとアスランも微笑み、その人と歩き出した。

「いらっしゃいませー。」
そう挨拶して客を次々に案内していくカガリに、ムウは少し苦笑する。
此処は・・芸能人専用の酒屋なのだ。
-----・・彼女は本当にこの世界に疎いらしい。
面白い気分で眺めていると、接客が楽しいのか、カガリが尻尾を振る犬のようにこちらに歩いてくる。
「なぁ!今の人たち、どっかで見た気がするんだ!夢でもみたのかもしれないな!」
思いっきりずれた発言をするカガリが面白くて、ムウは腹を抱えて笑い出す。
カウンターに座る人々も少しカガリを見て笑っていた。
「な、デジャブって知らないのか??おっさん!!」
「しってるよ・・っていうかオッサンじゃない!!」
そんな二人のやり取りを聞いて、酒場全体も笑い声に溢れていた。

そんな時・・ガラッと扉が開いて、二人の客が入ってくる。
「いらっしゃいませー・・・・。」
振り返りざまにそう、カガリが扉を見た。
「え?」

そう・・先に声をあげたのは、アスランだった。

パァッと・・カガリの顔に花が咲く。
アスランは脳が付いていかず、うろたえてしまう。
「アスラン!お前・・久しぶりだな・・っ!」
そこまで言い終えると・・カガリはハッと口を押さえて周りを見た。
アスランは有名だから・・こんな所で口に出したら、囲まれてしまうんじゃないかと思ったから・・。
だが・・周りは静かで、カガリは首を傾げる。
「・・・久しぶり・・だな。-----何やってるんだ・・こんな所で・・。」
出来る限り動揺を隠すように・・アスランは声を出す。
カガリは「見て分かるだろ?バイトだ!」と笑って見せた。
カガリも・・アスランに何か聞きたくて、口を開こうとした瞬間・・アスランの隣の女性に憚れる。

「ちょっと店主。こういうファン、店に入れないでくれる?」

何処か不機嫌そうに・・眉をひそめられ、カガリはカチンとしてその女性を睨んだ。
「ファンじゃない!私はアスランの幼なじみだッ!!」
思わず大声が出て・・周りの客はカガリを見る。
すると・・女性はばかばかしいと溜息をついて、アスランの手を引いた。
「まぁ、どうでもいいわ。それよりアスラン。早く席に行って何か飲みましょう?」
「・・あぁ・・。」
そう・・何も言わず去ろうとするアスランにカガリの怒りケージもMAXになる。
肯定ぐらいしてから行け。と、アスランを後ろから蹴り飛ばしてやった。
驚いたアスランと・・その女性と、近くの客はもう一度カガリに注目する。
「あのなぁ、五年ぶりだぞ??五年ぶりっ!!お前が有名になったのはしってるが、幼なじみは肯定して貰わないと、私のメンツが立たないだろ!!」
本当は、自分のメンツがどうこうなんてどうでもいい。
話す理由が欲しかった。
「・・本当なの?この子・・。」
まさかファンがアスランを蹴るはずがないので、その女性もアスランを見上げる。
アスランは頷いて、カガリの元へと近寄る。
「・・ひさしぶりだな。・・元気そうでなによりだ。」
「お前こそ。凄いじゃないか。」
昔に戻ったように・・頬を弛ませるカガリが、何故か羨ましい。
「アスランは小さい頃から努力家だからな!私も・・今はまだ大学生だけど、立派に就職してお前のこと見返すからなっ!!」
努力家・・か。
フッとアスランは笑みが零れる。
-------あの日に捨てたモノの中にあるモノだ。
確かに、この業界で上に上がるために努力はした・・。だが、あの頃の努力とは違う。
親のためにした努力ではない。
他者のためではなく・・自分自身のための努力。
「カガリは・・相変わらず・・だな。」
そう言って・・アスランは女性の手を引いて、行ってしまった。
カガリはアスランに逢えただけで良かったので・・・その後もノリノリで接客を続ける。
いつの間にか九時になり、カガリは出る仕度をした。
「おつかれさん!」
「ああ!じゃあな、おっさん!」
そうして・・手を振って出ると、前にアスランとさっきの女性が歩いているのを見つける。
ピッタリと寄り添っていて・・もしかして恋人か??と勝手にスキャンダルを発見した気分だ。
よーく見ると・・それは、あの画面の中で見た二人で・・。
共演者兼恋人か~。と納得する。
「アイツも大人なんだな~。」
自分はキス以上のことをしたことがないのに・・・とまた負けた気分になっていた。
しかも、初キスはアスランだし・・。
はぁ・・と溜息をつき、カガリは家へと向かう。

マンションに戻ると・・キラの部屋から綺麗な女性が出てきて、カガリは目を開いた。
キラも玄関にして、そのピンクの髪を持つ女性と目が合う。
「あれ?カガリ!」
「なんだよー、キラも恋人いるんだな。」
ちょっと嫌み混じりで言うのだが、キラにはそれも通じず恥ずかしそうに頬を染める。
「ラクスって言うんだ、高校時代からの友達で・・やっと恋人になれたんだ・・。」
歳よりずっと幼く照れるキラに、ラクスと言う女性はとても綺麗な顔を向け微笑む。
羨ましい限りだとカガリは頬を膨らませた。
「キラから聞きましたわ。カガリさん、仲良くして下さいね。」
そう手を伸ばされ、カガリも手を差し出した。
こんな綺麗で可愛い子に惚れるなんて、キラも高望みしたものだと思う。
---・・まぁキラも格好良くてとても優しいけどな!!
「じゃあ、今日は帰ります。・・カガリさんも良ければまた会いましょうね。」
「ああ、またな!」
可憐に去っていった後ろ姿に、キラは幸せそうに頬を緩めていた。




++++++++
アスカガ一応再会。また直ぐ会うと思います。

PR


この記事にコメントする
HN:
TITLE:
COLOR:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS:
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Powered by 忍者ブログ  Design by まめの
Copyright c [ 姫至上主義小説 ] All Rights Reserved.
http://bibaaclovelove.blog.shinobi.jp/