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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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続くようなら長編に移転しようかなぁ・・と思うのですが・・。どうだろう自分・・(ヲイ)
取りあえずアイディアが続くうちに二話目打ちます!!
っていうか凄い機能発見!これ公開する日時設定できるんですねー!!
なので13日に打ったけど、14日に公開します!!



自分には昔好きな女の子が居た。・・中学の時、それに気が付いて・・とても恥ずかしくなったのを覚えている。
あの頃の自分は自分で言うのもなんだが初だった。
好きという気持ちだけが、空回って・・どうして良いのか分からなくて・・。
今まで、親友のようにしてしてきた子だったから尚更だったのだろう。
「カガリ」
今でも覚えている。
数多くの女と付き合って、寝てきたが・・彼女の名前だけは未だハッキリと覚えていた。
彼女が転校する日さえ・・何も言えなかった愚かな自分。
あの日を境に、自分は変わった。

父の言うことに、大人しく言うことを聞いていた自分。
優等生の自分。
優しい自分。
恋愛が分からない自分。

それがイヤだった。

そんな自分だったから、彼女に何も言えず・・こんな苦い思いをしているんだから。

高校に入ってからは、自分の女々しかった顔が・・幾分か大人らしく、男らしくなり・・女子から話しかけられる率もどんどん上がってきて・・。
重ねられるだけ、恋愛をした。
流れで身体も数多く重ねた。
そして・・父の期待を大きく裏切り、自分は俳優になっていた。
父の言うことを聞きたくない一心で。

御陰で、今では恐いほど自分は我が儘だ。
手に入らないモノなんて・・本当に無いような気がする。
女なんてこちらから声を掛けなくても来る。
金だって・・相当稼いだ。普通に生きていく分なら、もうあるのではないだろうか?

高校時代に親友になった人に・・・そんな話をした。
コイツになら多少自慢しても平気・・というか、兄弟のような仲だから。
けど、その話を聞いて・・親友・・キラは、小さく笑って言った。
「・・"欲しいモノ"が何でも手に入るって・・幸せなんだね。」
キラはその瞬間、自分を蔑んでいたのだろうと今は思う。
あいつの"幸せ"はそんなモノじゃない事を・・自分も最近理解した。
----第一、人それぞれ・・幸せの形は違う。
俺の幸せは・・これだったのだろうか?
・・・・よく分からない。

ヴェザリウス市にある大学の周りを歩いていると、丁度良く時給の良い居酒屋を発見した。
普通のファーストフード店の二倍くらいある。
思わずノックをすると、中から男の人が出てくる。
「ん?まだ店は閉まってるぞ??」
「いや・・、此処・・募集してるだろ?アルバイト。・・面接させてほしいんだ。」
黄土色の髪の人は・・少しこちらを見て、悩んでみせる。
「う~ん、良いんだけどね・・。大学生?」
「ああ。」
「・・・じゃあ、軽く面接。駄目って言ったら直ぐ帰るように!」
そう言われ、中に通され水を貰う。
モダンな部屋だな・・と見回してから、その男の人と向き合った。
「名前は?」
「カガリ・ユラ・アスハだ。」
「趣味は?」
「体力作りかな・・・?」
「興味のあるドラマは?」
「ドラマにはあんまり興味ないな・・。」
そっか、そっか。と相手は笑い、じゃあ・・と質問を投げられる。
「好きな俳優とかいる?」
俳優・・。
もとからドラマなど見る質ではなく・・有名な人しか分からない。
だが・・フッと、顔が浮かんだ。
「アスラン・ザラ・・だな。」
そう言うと相手は少し顔をしかめてみせる。
カガリは少し顔を傾げ、次の質問を待つ。
「うーん・・70点だなー。100点満点中。」
「採用して貰えるのか???」
「ただし、条件だ。」
やった!とガッツポーズを取るカガリに相手は少し微笑んで、ビッシッとカガリの顔を指す。
「アスラン・ザラに期待は持つな。いいな?」
「・・え?」
よく分からないで頷くと、「よし」と笑われ頭を撫でられる。
「俺はムウ・ラ・フラガ。一応この店仕切ってるんだ。」
まるで実の兄のような接し方で、カガリは少し心が温かくなる。
・・・ここは良い街なのかもしれない。・・物騒らしいが、今のところ会う人いい人ばかりだ。
「でも、嬢ちゃん若すぎだからなー・・。九時に抜けてくれ。」
「分かった・・開くのは五時頃か?」
「ああ。五時から九時。いいか?」
「任せろ!!」
明日からな・・と約束をして、カガリはルンルンでその店を出る。
慣れないうちはあの店だけでバイトして・・慣れてきたら他の場所でバイトしよう。
そう後々の計画を決め、カガリは家へと戻った。

家に戻り、テレビを付けると・・昼の番組にアスランを見つける。
どうやらもうすぐドラマが始まるらしい。
勿論アスランは主役で・・相手の子も凄く可愛かった。
「アスラン・・頑張ってるな。」
同じ年なのに、自分と違ってとても頑張っているように見える。
昔・・よく張り合っていた仲だからこそ、自分ももっと頑張らねばと思っていた。
その宣伝が終わると次はドラマのワンシーン。
アスランがヒロインではない、大人の女性を抱きしめて口説くシーンだ。
思わず「凄い」と声が上がる。
昔から・・整った顔だとは思っていたが、大人になるとこんなに色っぽくなるのか。
腕の動きがイヤらしいのに綺麗で、目から色気が出ている。
ちょっとドキドキしていると宣伝も終わり・・アスランは画面から消えていた。
「あー!!くそっ!!負けた気分だ!!!」
絨毯に寝転がり・・カガリはごろごろと回転する。

いつもそうだ。
私はアイツに勝てた試しがない。
勉強でも、スポーツでも・・先生の信頼度とかも。
全部アイツが上で、私はその次だった。・・・悔しいけど、アスランは本当に凄いので、何も言えないが。
「私だって・・私なりに、頑張るんだからな!!!」
そう気合いを入れてカガリは立ち上がり、体力作りをしていた。




+++++++++
次くらいに会います。


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