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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
すごく久々の更新になってしまってごめんなさい(逃走 アスラン・ザラが本当に合コンにくるなんて・・・。 そう言いたげな他の男性達の心情を手に取るようにアスランは自分から女性にちょっかいを出すような真似はしない。その誠実そうな態度が、またカガリ以外の女性の胸を打っていた。中には酔った振りをしてアスランの隣に座り、アスランと腕を絡めているモノも居る。 カガリはそれを尻目になんでもない風を装う。 彼と私は幼馴染で元恋人、それはそうだが、今現在何の関係もない。 アスランもカガリの方特に注目して見る様な事はしなかった。 「アスランがカガリが行くなら来るなんていうから、てっきり狙ってるのかと思った~」 そう、酔って色々な事に配慮できなくなったのだろうか、アスランの腕に絡み付いてる女性が言う。 おいおい止めてくれよ、とカガリは思った。それはアスランに大してではなく、その配慮のきかなくなった女性にだ。もう付き合ってないとはいえ、元恋人であることが知れれば、色々と面倒なことになるのはカガリだし、それ以上にカガリはアスランの自分への執着はないものだと思いたかった。何を勝手に掘り下げてしまうのか、彼女は・・、とカガリは酒の割りに酔ってない頭で思う。 アスランは困ったように笑った。 「カガリとは幼馴染なんだ。中学の途中まで、仲も良かったし、君と同じ学部なのも知ってたから。」 「へぇ!カガリってアスランと同じ中学だったのね!!どうだったの~?中学のときの彼は」 その問いに、カガリはチラッとアスランを見た。アスランはただ微笑んでカガリの回答を待ってるようだった。 「いい奴だったぞ。優しいし、同じ学年の男子よりずっと落ち着いてて・・頭も良かった。」 嘘は言ってない。本当に中学のときはよい奴だった。 「やっぱ今とおんなじ風なのね~・・。」 そう言ってうっとりしている女性の腕を、アスランはふわりと解いた。 「ずっと同じ風ではなかった、中学の頃大人びて見えたのは、反抗期が人より遅れてたからだよ。高校は中退するくらい荒れてたんだし。」 信じられなーいと女性陣から声が上がる。 カガリは一人「だろうな」と小さく言っていたが。 合コンという名のアスランの奪い合いが終わり、カガリは帰路を歩いていた。 アスランと相変わらず同じマンションだが、彼は数名の女の子に「酔って歩けない・・」とへばり付かれていたため、カガリのように軽々しく帰ることが出来なかった。まぁそうなるだろうと予測していたから、カガリは安心してこの合コンに来たのだが。 駅からの道を歩きながら、アスランの変貌振りを思った。 アスランのあの変化の原因に私との別れが含まれているのだろうか? だとしたら、嬉しいな・・と自分勝手なことを思う。 人の内面までを見透かすような洞察力はカガリにはないけれど、キラ達の話から聞くアスランより、ずっと人に気を使い、優しい対応をしていたアスランを思い出す。本当に中学のときのようだと思った。表面的だったのかもしれないが、それでもカガリはよいと思った。一年前に比べれば、と。 後ろで車のライトが曲がり角を曲がりカガリを照らした。 カガリはなんとも思わず歩いていたが、その車が自分の少し後ろで止まったことが分かった。 バタンと戸が閉まる音がして、カガリはチラリと振り返る。 「・・・。」 声が出なかった、一瞬、カガリはとてつもない恐怖に襲われていた。 どんな顔をしていたのか、アスランはまた困ったように笑って「幽霊でも見たような顔をするんだな」と言いながらカガリの隣へと来た。 「取って食ったりしないから。」 「・・、信用ならん。」 そう、カガリも至って軽く言いたいのに、声が強張っていた。 どうしようもないことだった、今までのアスランを思うと、心臓が早く鳴り、そのたびにカガリは胸に痛みを覚えるほどだった。 さっきは、全然、大丈夫だったのに、二人きりになるとこんなに恐い。 そんなカガリを見てか、アスランは「ごめん」と言って、カガリの先を歩いた。 同じマンションだから、カガリはアスランの一メートルから二メートル後ろを付いていくように歩いた。 マンションの付くと、アスランが先にエレベーターに乗っていて、カガリは乗ることをためらってアスランを見ていた。アスランはカガリの後ろを見るようにして、カガリと目線を合わせなかったが、閉まるのボタンを押してから戸が閉まるほんの僅かな間、カガリを見た。 「おやすみ」 そう口パクで言われ、戸が閉まると、カガリは安堵に包まれていた。 そして、今までのアスランとは決定的に違う何かを、今の彼に見た気がした。 そして、上るのボタンを押してから、カガリは彼が何のために自分のところでタクシーを止めたのか、彼は私に何か言うことがあったのだと思い至った。 けど、カガリが全身でアスランを拒否したから、彼は言うのを止めたのだ。 「・・何を・・言いたかったんだろう・・」 エレベーターの中でカガリはつぶやいた。 今の彼の変貌振りにカガリは興味があった。 カガリも、それをアスランに聞いてみたかった。 ++++++ 久々すぎる。ごめんなさい。多分あと10話以下で終わります。でも正直分からないです← PR この記事にコメントする
Re:ドキドキです
そういっていただけると本当に嬉しいです。
本にする、は管理人的に敷居が高いので無理ですが、完結したらサイトの方に見やすくした形で並べると思うので、また読み直してあげてください。 Re:更新
更新遅くてごめんなさい;;しっかりと完結させます!
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