※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
この話のアスランは可愛いと思うんですvvv
アレックスは箱に入れたまま返品しようとしている品々を見てニヤリと笑う。 こんなのまだまだ・・始まりに過ぎない、ともう一人の自分を呪った。
箱をまるまる金庫に入れ、アレックスはパネル式の金庫の暗証番号を変更する。 そうしてニッコリと笑った。
だって、そんな誠実なアスランが好きなんだから。 学校へ行く途中、アスランにばったり出くわす。 「おはよう」 「おはよう・・」 どこか申し訳なさそうに俯くアスラン。 「昨日は・・責めるようなこと言って・・悪かった。」 理不尽なことで怒ってしまった。・・あんな勝手な理由で。 カガリはアスランの心中を察して、優しく笑う。 「ううん。・・お前滅多に本音言わないから・・聞けて良かった。」 「でも・・」 「アスラン。私は・・」 二人で歩きながらカガリは前を見据えて言う。 「・・私はアスランの真面目で誠実なところ大好きだし尊敬もしてるんだ。・・でも、お前は色々抑え込んでる気がする。その抱えたものが集まったのがアレックスだって思ってる・・・。・・だからアレックスの事は好きだし、愛しいって思うんだ。」 カガリの言葉をアスランは受けとめる・・、けど納得行かない。 「私・・思うんだ。アスランは顔も頭も良いし、性格だっていい・・、とても優しいし。物欲も色欲もない。・・完璧だと思う。」 ちょっと堅物だけどなーとカガリは付け加えて笑う。 「でも完璧なだけが人じゃない。絶対他人から見たら悪い所・・自分から見ても"こんな自分は嫌だな"って思うところが絶対誰にでもある。」 それが俺にとってのアレックスと言う事を言いたいのか、カガリは・・・。
「・・そういうのも全部愛していくことなんだと思うんだ---・・。だから私はアスランもアレックスも大好きなんだ。」
それは見た目だけでなくて、心が澄んでいるという綺麗さ。
嬉しくて、涙が出そうだ。
---------なのに。
どうして、こんな純粋に、俺を愛してくれる君を責める心が生まれるのか。 それは俺が、もう一人の俺を許せないから。 もし例え本当にアレが自分の欲を溜め込んだものだったならば・・・ あんな欲が自分にあることをアスランは認めたくなかった。 あんな醜い、欲にまみれた自分がいるなんて、信じたくない----- あんなの俺じゃない・・・----------。
-------あんな俺を、愛しいだなんて思わないでほしい。
気味が悪い、気持ち悪い、あんな自分・・・。
あれは俺の姿をした別の人間--俺はカガリにあんなだらしなく甘えない。 あんな・・過度なスキンシップを日頃日課のように取ったりしない・・。 まさか彼女が着る下着を選んだり、夜の玩具をカガリに使うような、そんな----。 そんなイヤらしい感情は、持っていない・・・。 そう、そうであらなけらばいけないと、アスランは心で思っていた。
そして優しく笑ってその手を取り、指を絡めて学校へ行く。 俺は、カガリとこういう接し方が好きだな・・。 そう思う。ベタベタとした愛情表現より、こういった些細な・・蝋燭が灯るような幸せ。 ----幸せだなぁって、思う。 「カガリ・・」 「ん?」 お互い見つめて微笑みあう。
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とっても可愛いです。
こんにちは、そっとコメントします。 もう、凄くアスランが可愛いです。彼の気持ちがよくわかる。 でも対のアレックスがまた凄っっっく面白くて(笑)。 あんなに純粋なアスランが?? でも笑ってしまいます(笑)。 ほんとはアスラン……あんなの着せたりやりたかったんでしょうね。 どこでそんな情報を仕入れるんでしょうか? ディアッカあたり? 続きが気になります。金庫の暗証番号は何かな? いきなり消えたブツにアスランはどうするんでしょう。アレックスは早速カガリに……使うんでしょうね(笑) 楽しみです。 Re:とっても可愛いです。
可愛いですよねww
アスランが生真面目な分アレックスがぶっ飛んでますよね。 アスランも心のどこかではそう思っている部分があると思います。ただ「カガリにそんな事するなんて考えられない!!」という彼なりの無意識な自制心があるのだと思いますw あと情報源はネットが主だと思いますね。アレックスハイテンションで調べてそうです。。。(笑
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