※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
あ・リトル裏。
「・・・?何だ、これ・・」 見覚えのないディスク。 こんなモノを買った覚えがない・・。 「・・?」 題名も何もないそれを、アスランは普通にパソコンで再生してしまった。
声のトーンで分かる。 「・・・、アレックス?」 この時間帯にアレックスが出ているのは珍しい。 そうカガリは思う。 「ああ、嬉しいな朝からカガリと会えるなんて・・・」 そう言ってアレックスはカガリの肩を抱いて学校までを歩き出す。 「にしても、コイツ目覚まし掛けるの早すぎ。・・この時間じゃ、学校着いてもHRまで一時間半もあるじゃないか・・」 「ああ・・、アスランは朝も勉強するんだよ。・・私と一緒に。」 そう言うとアレックスは「ふぅん・・」と興味なさげに言う。 学校についても生徒は殆どいない。 勿論クラスにも人は居なかった。 その瞬間、この状況が非常に不味いことをカガリは悟る。 ガッと振り返ってアレックスを見ると、満面の笑みの彼がいて、カガリは既に時遅しという事を悟った。 ・・・が、ここは学校。カガリだって抗議しない訳にはいかなかった。 「む、無理だぞ?アレックス!!学校で出来るのはキスまでだ!!」 「じゃあキスしよう?」 そう言って扉が開いたまま、アレックスはカガリの唇を奪う。 キスに集中していると、アレックスの手が、カガリのスカートの中に入ってくる。 「!!」 何とか唇を離して、布越しに弄りだしたアレックスに、カガリは怒った。 「駄目だ・・っ!!駄目だってば・・っこんな・・・・・・・ッ!!!」 「そんな声出して良いのか?隣の教室に誰かいるかもしれないのに・・」 「・・ッ!!!」 扉の前から見たら、アスランがカガリを抱擁してるようにしか見えないだろう。 だが、アレックスの手はカガリのショーツの奥に指を埋めていた。 「・・っ~~~!!」 「良い子だ。」 指がゆっくりと出し入れされ、カガリの中を弄る。 ビクリとカガリの身体が揺れた場所を、アレックスは幼稚に同じ所を指で責めた。 「っ・・っ・・!!ッ・・・!!」 気持ちよさに必死にアレックスの胸の中でカガリは堪える。 が---------、次の瞬間、カガリはアレックスの腕の中で固まった。 「おーすアスラン・・・・・・・・っ、ってお前等朝から何あつーい抱擁してんだよ・・」 クラスメイトだ。 カガリは自分の顔が蒼白になるのが分かった。 アレックスの指が引き、スカートの中から出ていく。 「良いね~萌えるよなー誰もいない教室で・・!ってシチュエーション。男なら夢見るね~。」 まさか本当にそうなりかけていたとは言えない。 アレックスは濡れた手をカガリの後ろにして、腰を抱くように見せて、アスランの表情をした。 -----いや、違う。これは・・ 「ああ、恥ずかしいところ見られたな・・。カガリ、ちょっと向こう行こうか。」 「おいおい続きでもするのか~」 「まさか、」 そう言ったアスランの笑顔は引きつっていた。 そう、--------アスランなのだ。
カガリはまた別の意味で蒼白になる。 何とかその場をやり過ごしたアスランとカガリは屋上へと来ていた。 アスランはカガリの愛液で濡れた手を見つめ、屋上にある水場で手のひらを流す。 「----ごめん・・こんな事-----・・。」 「いや・・。」 別にアスランが悪い訳じゃない。 そう言おうとした。
そんな事は聞かずとも知っていた。 いつも目が覚めると気怠くて、独特の匂いがして・・。 ベットにカガリの髪の毛が数本見つかり、シーツが汚れていれば。 イヤでも想像は付いた。
「あ・・うん・・ほぼ毎日・・」 恥じらいながらそう言ったカガリ。 --------君のあんな姿。
言っちゃいけない。
「やらしい人だったんだな・・・。」
もうカガリがそう言うことが好きだとしか思えない。 じゃなきゃあんな事をされて許せるはずがない-------。 そう、思ったのだ、けど----。 -----カガリはあんな事をされても、アイツのことが好きだと言った。 あんな、艶やかでイヤらしい顔をして、でも嬉しそうに・・・・・ それはカガリがアイツを愛していると言うことが分かるには十分すぎる表情だった。 確かに、好きな人でなければ、カガリだって目隠しを受け入れたり、足をイヤらしい格好に開いたり、ローターを入れられたりしたら・・そんなのを好きな人以外から受け入れるハズがない。 そう分かっていた。分かっていたからこそ許せなかった。
カガリに目隠しをして、カメラの存在を悟らせなかった。 カメラの目の前にカガリを立たせ、カメラの向こうにいるアスランに、カガリが自分の手でよがっていることを教えるために、あんな責め方をして・・。 足を開かせたのだって、カメラの向こうにいるアスランを挑発するため。 カガリが己の愛撫でどれほど濡れているかアスランに知らしめたかったのだろう。 そして最後には玩具まで使って、カガリに"アレックスのが欲しい"と言わせた。 --俺ではなくて "アレックス"のが欲しい・・ そうカガリに言わせることで、俺の嫉妬心を増大させるが為に。
・・当然だ、初めてのカガリを、俺は酷い抱き方をしてしまったんだから。 アイツはそれも承知で見せつけた。 "お前にはこんな事出来ない" その通りだった、あんな抱き方をしてしまった自分をアスランは許せなかった。 だからカガリを抱けない。
「---あんな、風に悦ぶ君の顔・・・・・・・見たくなかった。」 「・・あ、アスラン・・?」 「アレックスが・・昨日君との事をわざわざブルーレイに入れて俺に見させたよ。」
嫌だっただろう。アスランはアレックスを嫌っている。----自分と真逆だから・・。 いや、アスランが普段抱え込んで理性でやってはいけないと押さえつけているモノをアレックスはいとも簡単にしてしまうから。 その自分と真逆だと思いこんでいる人間が、自分の好きな人を犯しているのだ。
苛立つ。
「違う・・!ただ、アスランがアレを見て・・嫌な気持ちになったと思うから・・・」 「じゃあなんで・・!!」 アスランは声を張り上げた。 「俺が嫌な気持ちになることを、カガリは平然とアイツとするんだ!?」 また怒鳴りつけてしまった。 アスランは自己嫌悪に襲われる。 カガリは怒られるいわれなどないのに。 こんなんじゃ、いつかカガリに嫌われてしまう。こんな、カガリを責めてしまう自分では・・。 でも苛々していた。 ああ、もう--------
アレックスは、きっとこれを狙っていたのだと思う。そう薄れた意識で思う。 アイツは俺を消したかった。・・カガリを自分のモノだけにするために。 だから、俺を不満でいっぱいにさせた。俺が出来ないことをやって見せおれの欲を刺激して・・。 でも結局、俺はカガリにアイツみたいなことは出来ない。望んでも・・ そんな事カガリに出来ないと思う。 だから・・・・
「ああ、ゴメンカガリ・・今はもうアレックス。」 続きしようか?と微笑んだアレックスにカガリは「駄目だ!」と声を出す。 「アスランを出せ・・!今アスランが・・泣きそうだった・・・っ!!」 「そんな・・意識して変わってる訳じゃないから・・」 「お願いだアレックス・・アスランが・・!」 「あんな奴、もういいだろ・・?」 そう言って壁にカガリの手首を自身の手で縫いつけ、キスをする。 だが、カガリははらはらと涙を零していた。 「---アイツのことでなんか泣く必要ない・・。」 「アスラン・・アスラン・・っ」 アスランが責めていたのは私ではなくて自分だった。 悲しそうな瞳。淋しそうな表情・・。 --それが、全部自分のせいだった。 ごめんと、大好きだと・・言いたい。アスランにあんな表情してほしくない・・っ 「----アスランのこと・・大好きなのに・・っ」 淋しい思いを、辛い思いをさせてしまった。
折角、アイツを欲求不満に陥れたのに。 ---俺が存在し続けられるように。 ・・・アイツを消すために。 なのに
PR この記事にコメントする
Powered by 忍者ブログ
Design by まめの
Copyright c [ 姫至上主義小説 ] All Rights Reserved. http://bibaaclovelove.blog.shinobi.jp/ |