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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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あと何話だろう・・・。



「アスランのこと・・好きだって、思えない・・っ」

その拒絶の言葉に、俺は固まった。

辛いと思った。カガリは酷いと思った。

こんなに、優しく抱いたのに。

カガリだってよがってたじゃないか・・・。


なんで・・なのに・・っ

 

 


けど-------

「ごめん・・!ごめんなさい・・っ」


彼女も辛そうで。

本当に申し訳なさそうに、言うから

--------悲しくなって・・・


「---昔のお前が好きだった-----!!・・今の・・、今のお前じゃなかったんだ・・っ!!」

 

 

ああ・・


最初は、ただ、俺の手に届かないところへ連れて行かなくちゃいけないと思った。

ここにカガリがいたら、自分が何かしてしまうと思った。

正常でいられるうちに、カガリを傷つけないようにしなければと思った。


カガリを抱きかかえ、カガリの部屋へと運んで、カギを郵便受けへ入れる。

「・・・・。」


それから数日間、アスランは誰とも連絡を取らず引きこもっていた。

タゴスタが何度も扉を叩きインターホンを鳴らしたが、アスランは居留守を決め込んだ。

アスランは自分の中にあるのが、哀しみなのか、憎悪なのか狂気なのか・・分からなかった。

・・・きっとここにカガリが居たら、殴ってしまっていたと思う。

哀しみと苛立ちで、自分を愛してくれないカガリを罵って虐めていただろう。

もしかしたら、首を絞めていたかも・・・

 


----------そうならなくて良かった・・。


・・そう思えた。

 


いくらそう考えられても、カガリが好きなことには変わらない。

カガリが俺以外の男と付き合うのも許せない。

 

 

---昔のお前が好きだった-----!!

 

 

・・・・。

 

 

アスランの中で、明確な答えが、光が差した。

 

 

-------カガリは、昔の俺を好きでいてくれたのだ。

 


そう、思ったとき、アスランの胸が不意に熱くなる。

それは今までの感情とは真逆の、気持ち。


俺だけじゃなかった。

カガリも、あの時俺を好きでいてくれたんだ・・・・。


嬉しくて、涙が零れた。


あの時、俺達は確かに想い合っていたんだと・・口にしないだけで・・お互いがお互いを見ていた事が・・

ただ、嬉しくて。

俺と同じように、カガリも俺を見てくれていた・・・。


「カガリ・・」


もう一度、あの時のようになれる・・?

もう一度、君の瞳に俺を・・俺だけを映して。


あの頃に確かにあった心も


数日前まであった身体も


全部、全部・・俺のモノになって。

俺のは全部君にあげる。

 


だから

もう一度


俺を好きになって








 


それから、アスランの猛勉強が始まった。

頭が良いとは言え、やらなければ廃れるのは当然である。


一時タレント活動を休んで、アスランは勉強に打ち込んだ。

昔から機会弄りが好きだったし、ロボットを造ってみたいと幼いときに思っていた事も思いだした。

タゴスタも手伝ってくれて、アスランは何とかプラント大学合格。まさか自分が首席だなんて思ってなかった。

だがここがスタートである。

・・・カガリに、もう一度好きになって貰うための。

 


++++
あすらーん・゚・(ノД`;)・゚・

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