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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
その7
彼との奇妙な恋人関係が始まった
銀鏡反応8 アレックスはすごく甘えん坊だ。 アスランからは考えられないけど、満たされなかった分、沢山甘えて欲しいと思う。 直ぐキスをしてくるけど、私が身体の関係を一度拒んだから、無理矢理どうこうしようとはしない。 ただ時々凄く物欲しそうにしてるけど、頑張って我慢してくれているようだった。 「もういいだろ?・・いずれはコイツとカガリ結婚するんだし。・・抱くのが早くなるか遅くなるかの違いじゃないか・・」 「いーや、私はこういうのを大事にしたいんだ!」 これは本当だった、だが、それ以上に、アスランに悪いと思った。 アレックスは私を好きだと言ってくれるけど、アスランはそうではないから。 アスランと私は親友で、その関係に何の不服もない。だが、彼はいずれ誰か好きな人をつくるだろう。 その時、これ以上アレックス・・・、いやアスランにのめり込んでしまったら、私は、どうすればいいのか分からなくなってしまう。 何も知らないアスランに「他の人の所にいかないで」と縋ってしまう。 それが嫌だった。 「じゃ、俺のモノっていうマークだけ。」 「うわっ」 ちゅっと吸い付かれ、襟から見えるか見えないかのギリギリに赤い痕を付けられてしまう。 「ば、馬鹿かお前っ!」 「俺がいない間に、カガリに変な虫が付いたら嫌だからな。」 「もう。」 あともの凄く独占欲が強い。 愛されていると実感できてかなり恥ずかしいけど。 でもその反面、アスランと話せなくなっていた。 アレックスと違ってアスランは私を好きだとは言ってくれない。 当たり前だ、同じ一人の人だって同じ人を好きになる訳じゃないんだから。 だけど、嫌だった。 優しいアスランの笑顔も、他人と同等に扱われていると思うと悲しくなった。 どんどん欲張りになる。 アレックスに愛されて、アスランとは親友でそれでよかったのに。 アスランを見るたびに、胸が痛む。 「カガリ、ちょっといいか?」 「ん?何だ?」 「クリスマスの事なんだけど・・」 「ああ、聞いてる。合同なんだろ?」 「俺達の発表があることも知ってる?」 いつもと変わらない口調のアスラン。 「知ってるさ」 何で、こんなに悲しいんだろう。 いつから、こんなに欲張りになってしまったんだろう。 「・・・アスランは、いいのかよ?」 良くないじゃないか。 「何が?」 「今回の話だよ・・!・・親の勝手じゃないか!アスランは・・それでいいのかよ・・!」 ・・・いつか、私何かよりずっと素敵な人が、現れたら?恋に落ちたら?お前は・・・っ 「好きな奴とか・・いるだろ?・・出来るかもしれないだろ?!・・嫌じゃないのかよ・・!こんな勝手・・・っ」 「別に、俺色粉沙汰に興味ないから・・」 嘘、嘘吐きだアスランは。・・だからアレックスがあんなんだったんだろ? ただ興味のない振りをして、優等生でいたかったんだよ、お前は! 知ってる・・アレックスは、アスランは、本当は望んでた。 人間なんだから欲望なんかあって当然、それを「ない」という。 でもいつかはそれを抑えきれなくなるだろ。それぐらい好きな人ができるかもしれないだろ? そうしたら・・私・・・っ 「・・あれ?・・もしかして、カガリ・・好きな奴いるのか?」 泣いてしまう。だって、アスランが、アレックスが大好きだから。 私だって嘘ついてた、アスラン事ずっと好きだった。見ない振りをしていた。 どうせ叶わないだろうって、だから、友達で、親友で良かった。 でも今は、気が付いてしまった。 大好きなんだ、お前のこと。アレックスのことも・・・ 「うん・・・いる・・、大好きな奴が。」 「そっか・・じゃあ嫌に決まってるよな。・・そいつとは付き合ってるのか?」 「うん・・・」 「・・そうか・・・・・。」 そうどこか感慨深げに言われ、カガリは悲しくなった。 アレックスはアスランであってアスランじゃない、でも私は両方・・いや、二人ともアスランなのだから。 好きだった。 けど、アスランは、違う。 「別れろなんて言わないよ、俺も親も。婚約なんて形だけだし、俺と結婚したとして・・そいつとの付き合いを止めろなんて言うつもりもない」 好きだ、でも 「・・・・。」 「それに俺だって好きな人が出来るかもしれないし・・、お互い様だろ?」 アスランの言うとおりなのだ。 アスランはいつか誰かを好きになってしまう。 そうしたら、きっとフラストレーションの塊であるアレックスも次第に満たされて消えてしまう。 私ではない誰かの愛情にアスランが満たされて、アレックスはいなくなってしまう・・。 「・・だから泣くな、カガリ。」 泣かないでいられるわけがなかった。 +++ やっと結に入れそう・・。 PR この記事にコメントする
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