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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
終わりになるか・・・っ?
カガリの言葉に、俺の心は苦いものでいっぱいになる・・・。 そう覚悟して行った、屋上。 銀鏡反応11 アレックスの言ったこと、したこと。 アスランの言っていること、やってしまったこと。 色々考えた。 本当に色々考えて、「これで違ったらどうしよう」と一人ぼやきながら、アスランを待った。 夕焼けがバックなんて、上出来だな。そう思いながら、やはりどこか思い詰めた様子のカガリにアスランは近付く。 罵られるのは覚悟の上、恨まれることが俺の望み。 「アスラン・・」 昨日は見えなかった表情。今までは見たことの無いような、肉食動物が草食動物を狙うような目。 「-------アスラン。」 犯そうと、カガリの肩を掴んだアスランの手。 カガリの金色の目がアスランの翡翠を射抜く。 どんな罵声が飛んでくるのだろうと、頭の奥で考えた、その時だった。 「好きだ」 その一言で、アスランの脳が、フリーズした。 数秒、本当に何も考えられなかった。 だが、直ぐに苦笑する。 「-----カガリが好きなのは、アレックスだろ?」 「アレックスは、好きだぞ。アレックスは凄く甘えん坊で、ちょっと自己中で、自分のしたいことに忠実で・・でも優しい。・・・だから大好きだぞ。」 「・・・・・・・・・」 聞きたくない、そんな事。 カガリの肩を掴む手に力が入る。 恐らく痣になっただろう。 「アスランは紳士で真面目で・・優しくって、ずっとずっと好きだった。・・親友だと思ってたけど・・、好きだった。」 好き、 その言葉の意味がどうであれ、嬉しかった。けど、ここで食い下がるわけにはいかない・・。 カガリはまだ、俺との関係を修復できるつもりでいるみたいだが、俺はもう・・・ 「だってアレックスは・・・・・・・アスランだから。」 「は・・?」 「アレックスはお前だよ。」 そう言って優しく抱き締められる。 意味が分からない、何を言ってるんだカガリは。 「私はアスラン、お前が好きだ。だからお前の一部のアレックスも大好きなんだ。」 そう言って、カガリに頬にキスをされる。 アスランはその感覚に鳥肌が立つ。 「取りあえず、数学準備室に行こうか。」 意味不明なカガリに手を握られ、頬にキスされて放心状態のアスランは歩き出した。 「・・・・・・・・何だ、この動画は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 アスランが絶句したのも無理はない。 カガリの携帯でたった一分前ほどに取った映像。 「カガリー・・!あーカガリの胸は落ち着く。」 「ったくアレックスは・・。」 「でも嫌だなー・・アスランが君のこと好きだったら、俺のカガリなのに・・・っ!」 「うわぁっ・・や、どこ触って・・!」 「だって、直ぐにアスランの所に行くんだろ?・・これくらい見せつけないと・・・・」 「っん・・、ふぁ・・」 「キスし終わった後のカガリの顔ってちょっとエロいよな・・、どうせならカメラ回ってるところでヤるか?」 「馬鹿!・・ってあ、もう終わるぞこれ!」 「ええ!じゃあもっと見せつけないと・・」 「ってあ、馬鹿馬鹿!」 「良いだろアスラン、俺なんかここにキスマークつけたんだからな。俺の方がお前よりずーーーっとカガリの事知ってるんだぞ!・・毎日何十回もキスしてるし・・な?カガリ。」 「ったく恥ずかしい奴だな・・」 「けどカガリは俺のこと好きだろ?」 「・・・そうだけど・・さ。」 「俺もカガリ大好き!もうアスランの所なんか行くなよ・・俺がアイツの分まで愛してやるから・・・」 そう言ってアレックス(?)がカガリに馬乗りになったところで画像が途切れた。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「うん、真面目なお前から想像出来ない画像だったよな。私も最初会ったときは相当驚いたし、喧嘩もしたんだぞ。」 「・・・・・・・いつから?」 「三ヶ月くらい前から。」 アスランは藍色の髪を掻き上げ頭を抱えていた。 そうだよなー・・真面目なアスランが動画の最初っから私の胸に顔埋めてフニフニしながら喜んでるんだもんな・・(私は甘えて貰ってうれしいが。) けど、アレックスはアスランなんだ。 そう思った、だからカガリはアスランに「好きだ」と言ったのだ。 アレックスがチラッと言っていた「アスランの腹の底に堪ったて押し出されたのが俺」だって。 そうだとしたら、私の考えたとおり、アスランのフラストレーションの具現がアレックスだとしたら。 「アスラン。」 そう言って抱えてる頭をアスランは自分の胸に抱き入れる。 アスランは嫌がらず胸に納まった。 「こんなのと一緒にしないでくれ。」 「嫌なら嫌って言ってくれ。そうじゃないならこうしてる。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 耳まで真っ赤になったアスラン。カガリは思わず笑ってしまう。 「・・甘えたいときは甘えればいいんだ。お前、いっつも周りに気ばかり使ってるから・・アレックスが私にあんなになるんだぞ?」 そう言って更に強くアスランの頭を抱き締める。 「なあ、アスラン・・私、返事聞いてないぞ?」 そう言って顔を見ると、アスランはどうしようもなく真っ赤になっていて目を反らしながら言う。 「でも、俺はあんな事をしてしまったし・・カガリが好きなのはアレックスなんだろ?・・俺とコイツじゃ全然・・」 「アレックスはアスランの一部だ。・・今のアスランもアレックスも合わせて・・・・、私は好きだぞ。」 ちょっと照れながら言うと、アスランは綺麗な瞳をカガリに向け「本当にすまなかった。」と礼儀正しく頭を下げてから、カガリを抱きしめる。 「好きだカガリ・・・。」 そう言って、アスランはカガリにキスをした。 +++++++++ 第二部書くかも・・← あとラストにエピローグ的なので取りあえずは終了予定(・∀・) PR この記事にコメントする
凄く楽しかったです。ぜひ番外編(続き)をお願いします。
初めまして。以前からファンしています。
極度のチキンでそっとこっそり拝見しては心ときめくアスカガを沢山美味しく堪能してました。 お話したいことがいっぱいありすぎて上手く話せないのです。 すみません。でもずっとずっとファンしています。 どうかこれからも素敵なアスカガを書いて下さいね。いつも楽しみにしています。 今回勇気を出してコメントしてみました。 Re:凄く楽しかったです。ぜひ番外編(続き)をお願いします。
はじめまして!
番外編は書く・・と、思います!楽しみにしていてください。 コメントありがとうございます♪また書いて貰えると管理人は激しく喜びます!←
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