忍者ブログ
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[02/04 satoimo]
[01/31 NONAME]
[01/08 ぽこ]
[12/31 おしの]
[12/30 しろくま]
最新TB
プロフィール
HN:
ナツキ
HP:
性別:
女性
職業:
生徒
自己紹介:
アスカガ大好き。映画に向けて奮闘中・・。妄想癖有り。
動物占いはゾウ。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析
忍者ブログ | [PR]
※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



数年ぶりに数学で弾けました。久々勉強が楽しかったです(人´∀`).☆.。.:*・°
しかし・・。
化学無理~~~;;と理系なのに叫びまくり。ごめんよ先生。でも苦手だ。

そして古文の授業中、読んでいた「蜻蛉日記」で使えそうなネタ発見。
というわけでそれを少しパクってアスカガでパロってみます!!!大分結末が違います。設定も。

基本事項。
・昔の人は夫が妻に通う形式を取っていました。つまり、夫が通わなくなった=捨てられた。という感じ。
・夫は一夫多妻が多いそうです。
・夫を養うのは妻の家なので、父親の地位が高い人が第一夫人となります。
・夫婦だからと言って同じ家には住みません。ですが、愛が深いと一緒に住みます。
・三晩男が通ってきたら、結婚とみなされ・・宴が開かれます。
・垣間見=覗き。ですが、犯罪ではなく、女の顔を見るために男がする行動です。普通の事です。(古文では)

これは貴族の場合です。

一応・・。
文=手紙です。



アイツがここに来なくなって・・丁度、三日目を向かえようとしていた。


「・・・カガリ様・・。」
「・・マーナか。」

心配そうな使いに、カガリはクスリと笑った。

「・・仕方ないさ・・・。お父様の地位は下落してしまった。」
父は・・貴族の中でも上の位だった。

・・・そう、既に過去形だ。

「・・・もう、アイツ・・来ないのかな。」

誰に問う訳でもなく・・カガリはそうつぶやき空を見上げる。
月が綺麗な晩だ。
この間・・アイツが来たときの月は・・。
・・・・もう少し、欠けていたのに。

「・・今日は、もう寝る。・・・おやすみマーナ。」

ヒンヤリとした床につき、カガリは天上の木目を見つめる。
仕方のない事だ。

父の地位が下落すれば、私は必然的に第一夫人からは外される。

つぅっと雫が流れていた。
アイツは、知らなかっただろうけど・・。

私は・・。

そう、過去を思い出し・・夢へと吸い込まれていく。

「・・・見かけない・・顔、だな・・。」
「・・え?そうか?」

今から半年ほど前・・。カガリは日常のように家を抜け出し馬と共に山を翔ていた。
このスピード・・この緊張感。
堪らなく好きでカガリはキラキラと顔を輝かせていた。

・・そんな最中。

知らないヤツに止められ、、、何かと思えば、一番ヤバイ質問をされていたのだ。

「お前も馬好きなんだなっ!」
「まぁ・・な。」

男装はしているし・・長い髪は結い上げて上に纏めて帽子に入れているので相手は何も思っていないようだ。
少し安心して・・・二人で河原に据わっていた。
「私は好きだぞ!・・速いし、気持ちがいい!」
「そうだな・・。」
相手はこちらを見て少し微笑んで・・・、その瞬間カガリの心がドキッとなる。
そういえば・・同年代の男と話すのは久しぶりだ・・。
それに・・コイツ・・キラよりも格好いいかも・・。
キラはカガリの従兄弟で、年頃になってからはキラしか同年代のヤツには逢っていないが、キラよりもそいつは格好良く見える。

「いつも・・何して過ごしてるんだ?」
「え?」
ぼーっと顔を眺めていると、急に言われ・・カガリはせかせかと考えながら言葉を刻む。

「休みは・・和歌とか、将棋・・囲碁・・とか楽器もやるし・・今日みたいに乗馬とか・・。
仕事の日は上役を手伝って書記とか・・色々・・。」
今の言葉に嘘は一つもない。
だが・・仕事、と言うのは父の手伝いだ。

「そうか・・。」
「ああ、お前は?」
「・・俺もそうかな。」
「そっか・・。」

言葉はなくて、でも居心地が良くて。
草むらでごろごろしたりだとか、連歌をしてみたりだとか・・。
今までになく、充実して・・安心した、一時が過ごせていた。

「もう日が暮れる・・帰らないと。」
「・・・ああ・・。」

もう、会えない?

相手の裾を少し引き・・カガリは手を離した。

「・・・どうした?」
「いや・・・・。じゃあ・・な。」

別れるのが哀しくて、カガリは一度も振り返らず馬に乗り、来た道を帰る。
その姿を・・アスランは黙って見送っていた。

それから、数週間後。

カガリの所に訪ねてきた男。
簾越しに話すのに、カガリはその声だけで相手が誰か分かってしまった。

「・・・貴方に・・通わせて頂きたい。・・無理ならば文からいいでしょうか?」

どうして良いのか分からなくて、でも、とカガリは声を絞り出す。
「・・・お願い・・します。」
そう言うので精一杯だった。

それからは毎日が楽しくて恥ずかしくて・・。
一日置きに来ては、自分とほぼ隙間無く密着し、無邪気に歌を詩いあい・・。
幸せだった。
だから、アスランが三日連続できてくれたときは・・思わず涙が出たのを覚えている。
純粋に、嬉しくて・・それをアスランに告げるとアスランは優しく笑い抱きしめてくれた。

疑いなんて無かった。
でも、

正妻になってからも、一度も身体に触れることはなかった。






+++++
すいません、短編にしようと思ったのですが思ったより長かったので分けます;;
蜻蛉日記はこんな記述ないので注意してください。同じなのは三日間夫が来ていないっていう状況だけです;;
あと続いても一つか二つです。

PR


この記事にコメントする
HN:
TITLE:
COLOR:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS:
平安時代のアスカガ素敵です!
平安時代というと、女は家からほとんど出ないはずなのに流石はカガリですね!アスランがカガリに触れない理由が気になります!続き楽しみにしています!
『』 2007/02/08(Thu) 17:02 *edit
Re:平安時代のアスカガ素敵です!
カガリはアクティブですからね!(笑)いつの時代も家には留まっていないだろうという管理人の想像です(汗)
次はアスランも出てくると思うので楽しみにしてください!!
ナツキ 2007/02/08 22:45
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Powered by 忍者ブログ  Design by まめの
Copyright c [ 姫至上主義小説 ] All Rights Reserved.
http://bibaaclovelove.blog.shinobi.jp/