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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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相変わらず微々たる裏。っていうかアスランキモイ?!きもくない!!(必死)
っていうかごめんなさい。私の中の男像がこんなんなんです。orz


翌日の朝・・キラから「カガリがね、「いい人なんだな」って・・一応は・・言ってたけど・・。」という曖昧なメールが届いていた。わざと寝坊したアスランは・・カガリと同じ電車に乗る。

すると・・昨日と同じ駅から彼女が乗ってきて、目があったので・・アスランは勇気を振り絞って会釈をした。
そのアスランを見て、彼女はフッと笑い、こちらに近付いてきてくれる。
「おはよう、アスラン・・だよな。キラがいつも世話になってるらしいな。」
笑顔で話しかけられ、アスランは冷静に努めて・・再び顔を強ばらせてしまった。
だが・・昨日とは違い、しっかりと声に出す。
「・・いや・・キラには仲良くして貰ってるよ・・。」
まともな言葉が出て良かったと・・アスランは少し気持ちを楽にした。
すると・・彼女の手がアスランの頬に触れ、アスランは目を大きく見開き・・一瞬真っ赤になってしまう。
カガリはその顔を・・見るか見ないかで、アスランの頬を引っ張った。
「いたッ・・!!な・・。」
なにするんだ?!と一瞬言いかけたが、嬉しそうに笑い出したカガリに、アスランは再び目が奪われてしまった。

「お前・・っ!訳分かんない・・ッ!!怒ってるかと思ったら真っ赤になるし・・あははっ!!」
周りに注目されて・・アスランは少し恥ずかしいながら、自分と彼女は人の目にはどう映るのだろうと考えていた。
「君こそ・・急に頬抓ったりして・・。」
「君じゃない!カガリだ!!・・お前、私のことしょっちゅう睨むんだぞ?ガン飛ばされてると思ったんだよ。」
そういわれ・・アスランは、「え・・」と切なそうに俯く。
カガリはそのアスランにニッコリと覗き込み笑みを返す。
「大丈夫だ、キラが"アスランは女の子になれてないからどうして良いか分からないんだ"って、言ってたぞ!それに・・私も、お前はてっきり遊び人かと思ってたんだ。」
覗き込まれて・・上目使いをされ、アスランは戸惑うと同時に「何で?」と聞き返す。
カガリ曰く「アスランは顔が格好いいから・・勘違いした。」と言われた。
「・・まさか・・まだ彼女だって居た事ないのに・・。」
「彼女じゃなくても・・いそうだから、お前。」
「・・・そんな遊び人に見えたのか・・・・・」
「ああ、だってお前格好いいじゃないか。」

褒められたことが嬉しくて、アスランは視線を泳がせる。
照れ隠しだと理解したカガリは、可愛いヤツだな・・と内心思い笑っていた。

「じゃあ・・私降りるから、じゃあな!」
そう手を振られ・・行ってしまったカガリに、アスランは切なさと嬉しさを抱いて見送った。

「・・それ・・だけ???」
その事をキラと・・ディアッカ、イザークに言うと・・キラにそう言われてしまい、アスランは「ああ・・」と答えた。
それを聞いて・・ディアッカはプププッと笑い出す。

「な・・何が面白いんだよ。」
「いや--お前、中学生みたいだから・・。」

その回答に・・アスランは少し嫌な気分になる。
悪かったな・・子供で。と・・。

「で、どうだった。俺のエロ本。」
急に話題が飛び・・アスランは声を詰まらせる。
まさか、あんな色々な事を考えてたとは言えない。
「まぁ・・妄想・想像はただだし、誰にも被害はないからね。」
そうキラは笑ってアスランを見る。
だが・・想像の中で、カガリの下着姿や裸を想像したなんて口が裂けてもアスランには言えそうになかった。
「喘ぎ声くらい想像しただろ??」
「・・・・・喘ぎ声・・?」
喘ぎ声・・というのは、女性が感じてるとき出すモノだ・・と言うのは知っていても・・アスランはどういう声が出るのか、全く分からない。だから・・想像のしようがなかった。
「あーあ。やっと純粋なアスランに火が付いたね~。」
そう・・キラは楽しそうに笑う。

「よっしゃ、そんな初な友達には・・今度、俺が色々伝授してやるから!」
ポンッと肩を叩かれ、アスランは頷いてしまった。

翌日・・。休みだというのに朝っぱらからディアッカが家の前にいる。
何故男からのモーニングコールで起こされなければならないんだと、アスランは不快ながらもマンションの一室のドアを開けた。・・一人暮らしで良かった・・と常々思う。

「お前のために沢山DVD借りてきたぞ!」
そう・・ニッコリ笑うディアッカに、アスランは嫌な汗を流す。
いつの間にか部屋に入られ、再生されていた。
「いいか!順番通り並べてやったから・・・絶対飛ばすなよ!!お前、飛ばしてみたら気失いそうだからな!」
そう言って・・ディアッカは再生するだけして去ろうとしていた。
「えッ・・!一人で見るのか・・っ!」
「当たり前だろ!?いいか、興味が持てなかったら全部姫さんだと思え!楽しくなるから!!」
最高なのか最悪なのか、よく分からないアドバイスを受け・・ディアッカは行ってしまう。
最後に「実際はグラビアほど喘いだり積極的じゃないから、そこら辺は勘違いするなよ!」と念を押して本当に去ってしまう。
アスランは始まってしまったDVDに目をそらす事が出来ず・・仕方なくテレビの前に据わった。

・・・始めのは・・正直、普通のドラマで、少々いかがわしいシーンが長かったような気がしたが、まともに映っていたのはディープキス程度。よかった、この程度なら見られると、アスランは次のを入れる。
次は・・付き合って間もない二人。男の子は健全そのものでエロ本を読んだりして一人で自慰行為をしていた。
アスランはそれを何故か真剣に見てしまう。
・・・こうやって・・やるのか。そう、アスランには学習以外何でもない。
そして・・いつの間にかその行為を始めた二人。正直何の感心もなく見ていたが、喘ぎ声がどういうのかというのは納得がいった。
普段より高く、苦し紛れに出る声。

・・・・-------これのどこが良いんだ・・・?

そう、正直に思う。

そして次ので最後だと言うことに安心した。
今までこの程度だったなら・・・平気だろ。と・・安易な気分で入れてしまう。
だが・・それが間違いだった。

酷かった。・・というのが正直な感想だった。

いくら女に興味があるとはいえ、生々しく、ディアッカが気を失うと行った意味が少し解る。
これを自分の中でディアッカのように感じることは多分出来ない。
まず・・女性が可哀想だった。
あんな売女のように扱われることが、DVDであって良いのかと・・正直に思う。

それを消し・・アスランはバフッとベットに倒れた。

「・・・俺・・男として失格なのか・・。」

全然感じないし・・と思う気持ちと、自分はこの先ずっとこうなのかもしれない、いや、あんなエグイのが分かるくらいなら、このままの方が良いと思う気持ちがある。
だが・・目を瞑り、ディアッカの言葉を思い出した。
"姫さんだと思え"
カガリに・・あんな酷いこと出来るはずないだろ?と正論を出す。
しかし、その前の・・あの付き合いだしたばかりの初々しい、二番目に見たDVDを思い出した。

もしも・・自分が、カガリと付き合って・・・・・・・・・・・
キスも出来るようになったら・・・?

リアルに思い出せる、あの綺麗な唇を奪って・・。
腰に手を回して・・。
でも、その先は、望めなくて。

そして家でカガリのことを想う。
自分の欲を自分で処理するしかなくって・・本当は、彼女と・・一つになりたくて堪らない。
頭の中で犯す淫らなカガリに何度も欲望をぶつける。

そして・・いつか・・。
その願いが叶ったら・・・・・。

「・・・そうなのか・・。」

アスランは、今まで嫌悪していたモノに、一つ納得をしていた。
愛する人と、一つになりたいと思うのは・・扱く当然のことで・・幸せなこと。
その願いを叶えるために、男はそれなりに知識を持っていなければならない。

ディアッカの・・「好きなことは話が別」と言っていたことも理解が出来た。

つまりは・・。
自分はまず、カガリを良く知らなければならない。
そして・・一目惚れじゃなくて、本当に好きだと分かったら・・・。

相手にも、好きになって貰えるように頑張って・・。

いつか・・。

そう、考え・・アスランは枕に顔を沈め、緩やかな気持ちのまま眠りについた。



+++++++
うーん・・正直これで終わりでいいです。アスランの思春期の葛藤が書きたかったので・・。
もしかしたら番外編かくかもです・・。でも妄想しっぱなしのアスランを書くのもイヤだなぁと言うのが正直な気持ち。
気が向いたら書きます。
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アスラン頑張れ!
カガリのことをよく知って、もっと好きになって、カガリにも好きになってもらえるといいですよね!このお話のアスランには健全な男の子として、葛藤や妄想しつつも頑張って欲しいです!きもくないですよ!全然!むしろ普通っぽくて良いです!!
『』 2007/02/26(Mon) 10:20 *edit
Re:アスラン頑張れ!
そう言ってもらえると有り難いです;;個人的にこういう風に悩んでいる話しも書いていて楽しいのですが、人様にうけるかは微妙かな・・と。
健全で悩んでいるアスランが好きです♪(笑)できたら番外編書こうと思います!
ナツキ 2007/02/26 21:43
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