テスト始まりました;;;いつもよりずぅぅぅぅっと勉強してますが、いつもが少なすぎるので何とも言えない。
「もしもし?・・アスラン、どうした?」
『ん・・。』
無言になるアスランに・・カガリも無言になる
「・・仕事・・今、何やってるんだ?」
そう、カガリが質問すると、アスランは「今は・・」とまるでマネージャーが説明するかのように細かく教えてくれる。カガリはそれを聞いて「凄いな・・」と感嘆する。
『凄い?』
「ああ、だって・・凄いじゃないか!」
携帯越しに・・カガリの明るい声が聞こえ、アスランは休憩が残り五分だという事も忘れカガリの声に捕らわれてしまう。
『私さ・・お前のこと凄く尊敬してるんだ!いや、私だってお前に負けないくらい頑張るぞ!でもな・・!あんなに勉強の出来るアスランが、自分の行きたい道を選んで・・進んで成功するのってほんと凄いと思うんだ!!』
カガリのその言葉に・・アスランは少しの歪みと、彼女に認められた幸福感に襲われる。
今まで「凄い」という言葉は、妬みにしか聞こえてこなかったのに・・。
「・・ありがとう・・・。」
自然とそう言葉が出て、アスランは電話が切れてからもその携帯をただ眺めていた。
その電話から、アスランはどこか・・昔のように優しくなったようなきがして・・。
カガリは少し胸を高鳴らせる。
普段のちょっとした仕草や、手を取って歩くときなどはカガリはいつも真っ赤になってしまう。
アスランはそれを見て・・優しく微笑んでくれた。
「・・・良い感じなんだ~。」
ふーん。。とニヤニヤした顔で言うキラに、カガリは頬を赤らめ目をそらす。
良い感じ・・というか、何というか・・。
傍にいて当たり前・・という昔の感覚に戻った気分。
大学のテラスで言葉を交わし二人は同じ帰り道を歩き出す。
今は雨が酷い季節・・。今日会ったのもキラが天気予報を見忘れ傘がないとメールを送ってきたからだ。
「いやー助かったよ。今日カガリが大学にいて。」
のほほんとキラが言うのにカガリは小さく溜息を付く。
まったく・・キラは昔からどこか抜けていて幼いな・・と少し笑い、同じ傘に入ってマンションへと歩いていた。
「そう言えばさ、そのお試し期間ももうじき終わりじゃない?・・相手、何か言って来てたりしないの?」
エレベーターに乗るとそう言われカガリは首を横に振る。
大体・・相手は忙しくて会う暇も間々ならない。
電話やメールが主な手段だ。
「明日・・会うけど。・・どうなんだろうな・・。」
別に明確に言われたいわけでも、白紙に戻してくれと言われたいわけでもないが・・。
やはり・・考えてしまう。
アスランは私のどこが良くて付き合おうと言ってきたのか。
一ヶ月・・私はアスランとなら恋人になりたいと思えるようになったとか。
言いたいことと聞きたいことが沢山ある。
「うまく行くと良いね。」
「・・ありがとう。」
声援を送ってくれたキラに、カガリは少し微笑み・・自室のドアを開けた。
「上手くいってるのね。」
アスランを見て聞こえないようにミーアは呟いた。
上手くいっているか行っていないかなんてアスランの顔を見れば一目で分かることだ。
電話に出るとき、メールをするとき・・どんなに演技上手の彼も頬が弛む。
酷いじゃない・・。今だって一週間に一度は私と寝てるのに。
漠然とそう思う。
いや、実際はあと二三人居るのだろうと、何となく分かっているけど・・。
どの女も、結局はアスランの誰よりも整った"体"が目当てなのだ。
彼にとっては、その本命以外の女・・自分も含め全て性欲処理の相手でしかないのだろう。
分かっていたことだが悔しい。
でも・・。
「・・・始まりがあるから、終わりはあるのよ。」
付き合わなければ別れなくたって良いの。
私とアスランのように・・。
隣で静かに眠るアスランに、ミーアは軽くキスをして起きあがった。
「・・・付き合うならさっさと付き合って・・・別れてよね・・。」
誰よりも貴方を愛してるのは私なんだから。
・・・・・、ちゃんと・・戻ってきてよね。
そう心で何度も言い、ミーアはシャワー室へと向かった。
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短い上に突然仮恋人期間が終了しちゃいました;;ごめんなさい。
この頃時間が無くて;;
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