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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
シリアスっていうか、アスランが押しすぎでカガリが引きすぎの話になってきたような・・・。
後々ちゃんとシリアスはあると思います;; ムウさんの車に揺られながら、立った二分ほどで行けてしまう距離をカガリは哀しそうに見つめていた。
あそこまで拒否することはなかった・・、そう思う自分。 それ以上に、何処か心の中でアスランとうち解けられない部分があると、分かってしまった・・いや、分かっていた。 再会したアスランが、昔とは違って俗に言う自己中心的・・それに冷たくなったのは何となく分かっていた。 けれど、その中に昔のような優しさを見たのも事実。 きっと忘れてしまっただけで、ひねくれてしまっただけで・・。 昔と同じように、優しいんじゃないかと・・カガリは思っていた。 だって、 笑うときの目が、凄く優しいんだ・・。 車に映る自分の瞳を見てから目を閉じる。 そこには悲しさに悄げたアスランの顔が浮かんでいた。 「じゃあな、嬢ちゃんも・・別嬪な姉ちゃんも。」 「あら?お姉さんなんて・・同い年くらいでしょ?」 そうクスリと笑うマリューさんとムウさんは何処か楽しそうに言い合い、二人は心配そうにカガリを見る。 「ありがとう・・おっさん。」 それに気が付いたカガリは精一杯の笑顔で、オッサンに礼をした。 それから、マリューさんと共にエレベーターを降り、カガリは部屋に入ったマリューさんを見てから、もう一度エレベーターへと歩き出す。 ちゃんと話さなきゃ始まらないじゃないか。 そう自分の頬を叩いた。 「・・・・はぁ・・。」 『-----今何時だと思ってるのさ・・・君。』 むかつきモードのキラなんてアスランには関係がない。 溜息を付いて数十秒。それを経てからアスランは口を開く。 電話を切らないでくれているのは、友人としてのせめてもの優しさだろう。 「・・彼女に痴漢扱いされた・・・。」 『良かったじゃない。・・変質者じゃなくて。』 真剣に返すキラが恨めしく、アスランはまた溜息をつく。 「・・別に、いいだろ・・青姦ぐらい・・。」 『・・・・・・・・・・・・・・・・あのさぁ・・。』 アスランが悲しんでいるのも悄げているのもキラにはよく分かっていた。 だって、そうでもないと僕に電話なんてしてこない人間だから。 でも・・。 『本当に・・相手のこと好きなの?・・アスラン。』 聞きたくなってしまう。 何で、そんなに自分の事ばかり考えるのか。 好きな人が出来たら・・当然、相手のことを思いやる心が生まれるとキラは思っている。 「好き・・だよ。」 数秒経って、アスランの少しどもった声で返され、嘘じゃないよね・・?とキラは付け加えた。 「嘘じゃない・・演技でもないプライベートで、こんな恥ずかしい経験したの久々だ。」 少し怒った様子のアスランなので、嘘じゃないことは理解できる。 『じゃあ・・何で、相手のこと考えてあげないの?』 「・・考えてるじゃないか。考えてなかったら電話なんて・・」 『・・分かるよ、でも・・何で、相手が恐がってることそんな強要させたいの?自分がやりたいだけなの?』 それが本当の好きって言えるの?・・とキラは声を出す。 「・・好きだよ。」 が、しかし。相手からは同じ答えが返ってくる。 実に真剣な答えだけど・・と、キラはどう諭して良いか分からなくなっていた。 「・・・カガリの気持ちも分かる。」 ぽつんと・・・アスランらしからぬ発言に、キラは思わず電話回線が壊れたかと配線に目をやってしまった。 「でもさ、慣れれば嫌な事じゃないだろ。」 『・・・まぁ・・。』 それも分からなくない。・・好きな相手と繋がるのは・・僕もラクスも、愛されてるんだなって思うし、お互いに気持ち良いわけだし・・。 『それでもさ、女の子は最初すっごく痛いから・・・。男と違って一生モノだしさ。』 「・・だからだ。」 『へ?』 諭すどころかそれを理由にされ、キラは困惑してしまう。 「初めてって・・重要だろ?・・相手にとって・・だから欲しいんだ。」 それに性感帯の開発も、全部。 「・・俺以外の男がするなんて虫ずが走るよ。」 『・・・それは自分色に染めたいとか調教したいとかではなくて・・・?』 「・・好きな女を調教したいとは思わないな・・。プレイとしてならありだが・・填りたくはない。」 大まじめに返したアスランにキラは溜息を付いてしまう。 『・・大切って事なんでしょ?じゃあやっぱり多少待ってあげなよ。・・じゃないと嫌われちゃうよ。』 「・・・。」 少し無言が続いた後、ブチッと電話が切れキラは「・・じゃあねくらい言ってよね・・。」と少しふてくされて携帯をポケットに戻した。親友の初恋とも言える淡い悩みを聞くのも、嫌ではないな・・とキラは少し笑う。 「・・嫌われる・・・・か。」 さっきの事を思い出し、アスランはソファーに横になった。 だって、あれはカガリが悪いだろう・・。 あんな可愛い笑顔振りまいて・・・。 あんな姿晒して・・・。 俺以外のヤツは、カガリの姿なんて・・存在なんて知らなくて良いんだよ・・。 カガリはいつだって真っ直ぐだから、いろんな奴らから好かれて・・・・・。 沢山の人から好かれて、俺なんて直ぐに見えなくなるんだ・・。 昔を思い出し、アスランは腕を目へと運び溜息を付く。 すると、インターホンが聞こえアスランは訝しげに起きあがる。 誰だよと悪態を付いてから、モニター付きの場所で相手を確認した。 当然相手には自分の顔が見えていない。 「--------・・カガリ。」 直ぐに玄関へと行き、ドアを開けた。 +++++++++ 次回アスカガ語り・・・かも!(ニセ次回予告?) PR この記事にコメントする
カガリを想うアスランが素敵です!!!
すごく押し気味な態度なのに、カガリのことが好きで好きでたまらないアスランがとっても素敵です!!カガリに対して独占欲を発揮しまっくているところとか、とってもアスランらしいです!
キラとアスランの会話もとっても良かったです!! 次回のアスカガ語り楽しみです!!!!!!!!!! Re:カガリを想うアスランが素敵です!!!
アスカガ語り・・頑張ります!キラとアスランの男同士の会話は書いて楽しいです!!
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