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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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ミーア登場☆
うーんどうなるか管理人にも激しく謎。(ぇ


あれから二ヶ月、アスランは相変わらず忙しくて、会う事さえ数えるほど。

考えてみれば、前々からあまり会っていなかった気がする。

会う日は、アスランの部屋へ行って夕食を作り、抱かれるだけ。

ある意味お手伝いさん。という様な気がする。

よく好きな人でないと体が反応しないと言うが、アスランは全くのテクニシャンなのでなんら問題はない。

ただ、アスランの熱が冷めるのを待つだけ。

早く、私なんか捨てればいいのに。と、この頃は顔を合わせるたびに思う。

「--・・性悪って言うのかな・・。こういうのは。」

けれど、「別れたい」などと言えば、彼は怒り狂うだろう。


この頃いつもに増してファンレターが届くと思ったら、もうじき自分の誕生日だと気が付く。

勿論仕事は入るだろうが、夜くらいはカガリと一緒にいられるかもしれない。

そう思うと嬉しくて、アスランは自然と頬が弛んだ。

「まーた彼女のこと思い出してるでしょう?」

苦笑しながらも、笑うタゴスタにアスランは「まぁな」と答えた。


街で偶然、ミーアは車からカガリを見つける。

元気かしら?と、声を掛けずにそのまま信号が青になるのを待っていた。

けれど、スーパーの袋を持ったカガリは、この間会ったときとは違う、暗いモノが見えた気がして。

ミーアはマネージャーに言って直ぐに下ろして貰った。

「カガリ・・?」

「ミーア・・・、久しぶりだな!」

パッと咲いた笑顔。けれど、それは直ぐに消えてしまう。

「・・元気?・・な、感じしないわね。・・暇だったらお茶でもどうかしら?奢るわ。」

「本当か、ちょっと私もミーアと話したい事あったんだ。」

そこには、恨みも憎しみも籠められていなくて、アスランの事じゃないのかと、ミーアは思った。


いかにも高級そうなカフェに入り、カガリはまるで世間話をするような軽いノリでミーアに聞く。

「アスランって・・ミーアと仲良いんだってな。」

「え?」

いきなり確信を突く質問にミーアは焦る。だが、カガリはそんな事は気にせず話を続ける。

「ミーアは、アスランのどこが良いって思う?」

メイリンの情報では、ミーアとアスランは確実に肉体関係を持っている。

お互い遊びなのか、それとも・・

「ガチでいっちゃうわよ。」

「うん。」

「ミーアね、昔整形したの。」

「・・そうなのか・・。」

「それまでね。・・ミーアのこと、周りは体だけの女って、思われてて、好きな人に抱かれても、、キスされることはなかったの。」

ミーアの目が、真っ直ぐで。

「でも、アスランは違った。」

とても、綺麗で。

「キスしてくれたの。あんな、顔に。誰も・・相手にしてくれなかった、あの顔に。」

ああ・・---。とカガリは思う。

「それで・・彼に似合う女になりたくて、整形して・・お芝居も頑張ったのよ。」

「----ミーア。」

「私は・・別に、彼と貴方がどうこうなろうと、知らないわ。・・私はただ、アスランが好きって・・それだけの事なのよ。」

「ううん。ミーア、私・・」

自分の言いたいことを終えて、カガリを見る。

カガリは涙を流していた。

「・・ミーアみたいに、なれれば、良かったのかな・・・。」

直向きに好きだと、言えたミーアをカガリは凄いと思った。

アスランは、酷い人だと、カガリは思っていた。でも、よくよく考えてみれば、私は彼からの愛を貰うだけだったのではないか。

私は、彼からの愛が、嬉しかっただけで、好きだっただけで、彼自身を本当はよく見ていなかったんじゃないか。

貰うばかりの愛情。その愛情が、自分にだけ向いていないことに、衝撃を受けてしまった。

本当に、好きだったら、泣いてでも縋ったんじゃないか?

「私以外見ないで」って、「私以外触らないで」って、言えたんじゃないか?

彼は「一番好きなのはカガリだ」って言い切っていたんだから、それくらいの言葉を言えばきっと聞いてくれた。

でも、その言葉が出る前に私は彼を拒絶した。

それは、私は「彼」をミーアのようには想えていなかったからだ。

「・・それ、ミーアに凄く嫌味だわ・・。私は貴方みたいにアスランから愛されたい。」

「・・私の何が良いのか、私にはさっぱりだ・・。」

涙を拭いながらカガリはそう答える。

「ミーア、私はもうアスランと・・やっていけないと思ってる。」

「・・そう。」

「最初から会う回数も少ないし、このまま自然消滅させるつもりだ。」

その言葉に内心ガッツポーズをミーアは取った。

カガリには悪いが、仕方ない。だって私はアスランが好きなんだもの。

「こんな事、いっちゃアレだが・・アスランの幼なじみからの言葉として受け取って欲しい。」


---・・アスランのこと、よろしく頼むな。


「--うん。任せて、だてに2年も待ち続けてないわ。」

「・・ありがとう、ミーアが居てくれれば・・安心だ。アイツ一人にならずにすむから・・。」

そう言ってカガリは嬉しそうに笑う。

ミーアはきっとアスランはこの笑顔が好きなんだと思った。





++++++
(アスカガにとって)不穏すぎる流れ(´Д`|||)
まぁアスランが悪いんですが・・。。。

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