※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
実はこれも去年の夏~秋に書いたモノ;
カガリに会えないから、という理由だとしても。
切なそうに。 ・・愛しそうに。 ----こんな哀しい事って、ない。 今、彼と体を繋げているのは私なのに、
ミーア以外にも抱く女が多々いるせいか、アスランの体はカガリを思い出せなくなりつつある。 同じようで、女の肌の質感や汗の匂いは全く違う。 まして、中の具合や締め付け方、感度はもっともっと違う。 無論アスランは、どれもカガリのが一番好きだった。・・愛しかった。 でも、もう思い出せないのだ。 「・・ッ・・・。」 哀しい。 「アスラン・・ッ!」 呼んで欲しいのは、お前の声じゃないんだ・・。
カガリがいいんだ。
「・・・!」
「・・・、あ、アスラン。」 ミーアが必死にフォローを入れようとするのが分かる。 アスランは初めてのことに驚いたが、冷静に、真実を呟いた。 「・・この頃・・カガリの感覚が・・思い出せない・・。」 その言葉に、ミーアがどれほどのショックを受けるのか、アスランには分からなかっただろう。 "代わり"でも、甘んじようと、努力した・・愛し続けた、ミーアの心をアスランはいつも土足で踏み荒らす。 その傷すらも、ミーアには心地よく感じられることがあったけれど。
「・・・会わなくなって・・随分経つ・・みたいじゃない。・・もう、別れたんじゃないの?」 ミーアの高い声にしては、低く、震えそうな声を抑えて言っていた。 「まさか。予定が合わないだけだ。」 そう、切なそうにアスランは小さな窓から見える月を見上げる。 ミーアの方には見向きもしない。
月を見ていた、切なそうな・・また慈しむような目が、一瞬で鋭利な刃物の煌めきのような眼光に変わる。
一人きりになった部屋で、アスランは数回、そう呟いた。 「そんなわけ、ない。」 ベットで寝そべりながら、腕で両目を隠す。 恐ろしいほどの虚無感。
「俺はカガリだけが、好きだ。」 何度もそう言ってきたではないか。 カガリだってそれに答えてくれたじゃないか。
ヤキモチ焼きの彼女のことだ。ドラマのシーンで幾度もキスをする俺に腹を立てたのかも・・。
造花の薔薇がパタリと床に落ちる。 「・・・・・・・ッ・・。」 何がなんでもカガリに会わなくては、 会って、抱きしめて、ベットに縫いつけたい。 好きだと言いたい。 好きだと言ってほしい。 咄嗟に携帯を出す。 だがそれは機能することなくアスランの掌に収まった。
今、これほど苦しいのに、今すぐ会いたいのに、カガリはそれには答えてくれない。 そう頭で分かることが哀しい。
++++++++++++++++ やああああああああああああっとアスランの立場が辛くなってきた← 待たせてしまってごめんなさい。この後の展開を考え倦ねていたもので(;´д`)ノ この記事にコメントする
Re:どきどきです。
はい♪楽しみにしていて下さい!
続きが楽しみです!
はじめまして、今晩は。このお話大好きでなので、続きが読めて嬉しいです!今後のアスラン後悔話が、とっても楽しみです!反省して反省して反省して反省して~、とことん反省するアスラン希望です!
Re:続きが楽しみです!
この話のアスランは性格が結構宜しくないので、今後の展開も一筋縄ではいかないかもですが、また読んでくださると嬉しいです!
受験、お疲れ様でした!
やっと!アスランが少しずつ異変に気づきだしましたね。でも、まだまだその異変を信じたくない故に、目の前の状況から目を背けてはいるようですが…。アスランには、もっともっと苦しんで苦しんで!最後はめちゃめちゃ後悔して反省してほしいです。初恋~のアスランは歪んだ性格なので、発想や行動が想像できません。どんな展開になるのかとても楽しみです。
Re:受験、お疲れ様でした!
管理人もこのアスランの行動は読めません;;
ただカガリを愛してることには変わらないし、根が悪い奴ではないははず(ぇ なので、何とかなると信じて書いてます。 受験無事終わりました♪わざわざありがとうございます!
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