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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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センター終わりましたー。
もう何か、世の中努力だけではどうにもならない事って有るよね!
が、努力を止めたらそこで人は止まってしまうので、努力することを止めようとは思わないけど。
ともかく管理人かなりブルー。A判定でてた学校も落ちそう。ホント受験って何が起こるか分からないねっ。

前々から気が付いてたんだけど、管理人自分との戦いに激しく弱いです・・orz


と、暗い話からは離れて。


これを書いたのも九月くらいです。センター終わったら更新しようと思ってたので更新します!

タゴスタさんとミーアが一番損な役回りで管理人激しく申し訳ないと思います・・・。


あれから、カガリは平穏としか言いようのない日々を送っていた。

隣のマリューさんに紹介して貰い新しいバイト先を見つけ、

テニス部では冬の大会を終えたところ。

キラとの男女混合ダブルスはベスト4という快挙も成し遂げた。

カガリの中では今ある世界に手一杯であり、またそれが楽しくもあった。


「クリスマスとイヴは死んでも予定あけるからな・・。」

「・・えー・・無理ですよ。特番の生放送が・・」

「そんなの全部キャンセルしろ!」

「そんなむちゃな!!」

十月から、ずっとカガリと逢っていない。

というか、この頃、メールの返信が極端に少ない。

電話しようにも出ず、アスランは完璧にカガリ欠乏状態である。

「でも、この頃彼女からメールとか電話とか、こないんでしょう?」

「・・お前に関係ないだろう。」

大ありですよ、とタゴスタは思い溜息をついた。

この不機嫌をぶつけられたらたまったものじゃない。

だが、この状況を見ると、事態はもっと悪い方向に行きそうだとタゴスタは思っていた。

きっと、本命の彼女はアスランをもう好きではない。

・・仕方ない。こういう人なんだから。

そこは譲ってそうしよう。けど・・。

「僕の立場にもなって下さいよ・・・。」

とばっちりは良い迷惑である。

 

「・・本命からメールが返ってこない?」

「・・・、拗ねてるだけだと思いたいんだが・・クリスマスの予定の話すら返してこないんだ・・。」

電話越しのアスランに、キラは溜息を付いた。

カガリがアスランのメアドを消してからもう二ヶ月弱たっているから。

「ふぅん。あれじゃない?君の女歴がばれたんじゃない?」

笑いながら確信を突くと、アスランは案の定悪びれず「それが?」と訪ねてくる。

「僕が仮に君の彼女だったら、別れるよ。君のこと嫌いになるよ。」

「・・・何で?」

「だって、もし君の本命が他の男とやりまくってたら、アスランも彼女に失望するでしょ?」

「・・はぁ?」

自分のことは棚に上げる人間だから、あんまアスランにこう言うこと言いたくないんだけど、と内心キラは思う。

「失望なんて・・しない。」

「何で?君独占欲すごいじゃない?」

「そんな事してたら、俺はアイツの体に俺の良さをたたき込んでやる。」

他の男には出来ない、と、彼は自信たっぷりに言う。

何が哀しくてベット上のスキルを自慢するのか、キラには分からなかった。

それは、どんなにアスランが巧くても、カガリの心はアスランからずっと離れたところにあって。

それに気が付かず、こう言いきる彼が、逆にキラには哀しかった。

「ねぇ、アスラン。僕は君のこと友達だと、ちゃんと思ってるよ。」

「・・なんだよ急に。」

「でもね、アスラン。・・僕は・・君の彼女に、同情する。君にも、だけど。」

「・・・?」

「・・アスランには、いい薬、かもしれないね。」

「何の話だ?」

「ううん・・。早く、君のそういうとこ、直ると良いね・・。早く、気付いてよ・・。」

自分のしてきたことの、罪深さに。

いつの間にか、キラは泣いていた。

哀しくて、虚しかった。

自分はアスランをどうにも出来ないことが分かり切っていて

それでも、こんなヤツだけど、自分にとっては友達で

親友で。

悪いところが在りすぎて、埋もれるけど、けっして悪いところだけじゃないことも、三年一緒に過ぎしてきて、知ってるから。

口ではそう言っても、実は凄く努力家なんだって事も

女性を求めるのは、ただ何か心の溝を埋めるような行動だって事も

性格最悪だけど、でも。

それでも僕等が仲良く連んでこられたのは、それだけじゃなかったからだって。

「・・キラ?」

・・でも、君にカガリは釣り合わないよ。

友達としてなら、君はカガリともやっていけるだろう。カガリは心が広いし、アスランの数少ない良い面もちゃんと見つけだせるだろう。

でもね。

恋人にはなれないよ。

君の曲がりすぎた愛情の固まり。

薔薇のように触れる前に、血が出てしまいそうな君の感情に

カガリを撒き込むなんて、

「ごめんね、アスラン。・・僕、・・・応援できない。」

「・・え?」

そしてキラは黙って電話を切った。アスランは忙しいのか、それきり電話は鳴らなかった。


キラに電話をした後、アスランは無性に、カガリに抱きしめて欲しくなっていた。

キラが泣いていたのは分かった。けど、俺に何を言いたかったのかはよくわからない。

ただ、何となく空虚な気分で、カガリにただ、だまって頭を抱きしめて優しく撫でて貰いたくて。

「カガリ・・」

そう、アスランは控え室で呟く。

カガリからは返信がきそうにもない。

じゃあ、一番都合のいいのはミーアか・・と、アスランはミーアに連絡を入れた。





+++++
キラとアスランはこの話でもとっても仲良しだと思います。
アスランのちょっとアレな所にもキラは怯まず突っ込んでそう。だから上手くいく関係。
アスカガ小説なのに二人の絡みが全くない件について・・。

ご、ごめんなさい(´Д`|||)

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