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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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やっと山が来そうです('▽'*)




アスランの撮影は数日続くらしく、メイリンもこの合宿中は此処に居留まり毎日朝早くか夜遅い撮影を見に行くらしい。

「穴場?」

「そうそう、この辺美術館とか博物館とか多いけど、その中でも穴場があってるらしいのよ。知る人ぞ知る!って感じの!」

そう言ってルナは嬉しそうに歩き出す。

カガリとシホ、キラもルナに着いていった。

合宿はほぼ自由行動。基本的にみんな午前か午後2・3時間テニスをするかしないかだ。

ディアッカやハイネは既に自分たちと同じようにサークルで此処に来ている他校の生徒をナンパしに掛かっている。


「植物園か~!」

「ね、人の割に綺麗でしょ?」

そう高原の自然を生かした花々が入口から既に咲き誇っている。

みんな口をそろえて綺麗だ!と言っていた。

「何でもしおり作りとか出来るんですって。もうペシャンコにしてある花を自分のデザインで飾ったりして・・・」

「あ!それラクスのお土産にしよ!」

「私も・・イザークに作って帰りたい。」

アスランは読書するだろうか・・と考えたが、何か手作りのモノをあげたいのでカガリも賛同する。

「私の彼も受験中だから、あっても邪魔にはならないと思うのよね。」とルナも言う。

植物園を少し回って・・色々な高原植物を見てから、カガリ達はしおりの制作に当たっていた。


「・・・ミーアさん・・。」

「ね、ね、タゴスタさんも一緒でも構わないからっ!!」

「・・・俺はいい加減寝たいんだが・・。」

撮影で泊まっているホテルで、ミーアは当然のように俺の部屋に来ていた。

昨日は撮影の後二人でベットインしたのは言うまでもないが、朝になってもミーアが帰る気配がなく。

朝の撮影が終わってから「アスランと観光したい」と言いだしたのだ。

「別に観光する場所もないだろう。」

「いっぱいあるわよ!博物館とか!」

「・・マンモスの化石を見ることの何が楽しいんだ・・。」

冷めすぎているアスランに、ミーアは困りながらも物ともせず押す。

「行きたい!これだけ田舎なら、騒がれないでしょう?だいたいアスランなんてマスコミからだって女関係見放されてるんだから!今更何処で誰と歩こうが平気よ!」

「まぁそれは確かに一理ありますが・・。」

マネージャーとして譲れないタゴスタに、ミーアは睨みを利かす。

タゴスタはひぃっと声を上げて逃げたい気分だ。

「ね、お願い!そしたら今夜は大サービスしてあげるから!!たまにはミーアにも付き合ってよ。」

そうお願いされ、アスランは「そのサービスちゃんと払えよな。」と言いながら仕度を始めた。


「ルナの彼氏のイメージって赤なのか?」

「ええ、もう赤!!って感じのヤツなのよアイツ。」

しおりの台紙にカガリは薄緑、キラはピンク、ルナは赤、シホは淡い青を選んだ。

それにそれぞれピンセットやノリを使いドライフラワーを張り付ける。

「あ、電話。」

そう言ってルナは携帯を出し、メイリンだと思われる相手と会話しだした。

「あんたねー!またアスラン・ザラの事で・・」

だが電話越しの相手は泣いているようで、ルナは少し宥めてから電話を切った。

「・・・どうかしたのか?メイリン・・。」

「アスラン・ザラがここら辺の観光地で共演者の女と歩いてたんだって。二人で。」

全くミーハーなんだから!とルナは怒る。

「第一あれだけ格好良くてフェロモンあったら女の4人や5人いつも侍らせてて当然じゃない?」

とルナは同意を求めるが、カガリは「そんな事・・」と言いかけてやめる。

「あ、ごめんカガリもファンなんだっけ・・。」

「あ・・いや、だけど私案外一途だと思うんだよなぁ・・、いや確かに格好いいけど・・。」

アスランは本当にヤキモチ焼きで、独占欲が強いから愛されてるとよく実感できる。

「あー・・カガリはいつか悪い男に引っかかるよ。」

「何だよそれ!」

キラに突然言われ怒ると、シホも軽く頷いていて軽くショックを受けた。


帰りがけ、ルナとシホはお土産店を回ってから戻るというので、キラとカガリは先にバスで戻る。

「キラのしおり、可愛いな!キラ案外器用だな~レースも綺麗だ!」

ラクスのイメージにピッタリな白い花やレース、花びらが飾られているしおりを見てカガリは言う。

「カガリのもシンプルだけど格好いいじゃない。」

アスランのイメージに填るよう花びらは飾り程度にしか使わず、主に葉で構成されたしおりをキラは褒めてくれた。

アスランも喜んでくれるだろうか、とカガリは口元が弛む。

「でも心配、カガリ純粋だし、今日でハッキリ男見る目ないって分かっちゃったし・・」

「な、何でだよ!」

「ともかく何かあったら直ぐに僕とかラクスに相談してね?」

「私の彼は独占欲強いから大丈夫だ!」

そう言い切ると、キラは「そうなの?」と首を傾げる。

「ああ、凄いんだぞ!合宿だって行けなくなるところだったんだからな!」

そう言いながらカガリは、先ほどのルナの言葉を思い出す。

女の人と二人っきりで歩いてた・・。

・・・アスラン、私には絶対男と二人きりになるなって言ってたくせに・・!

そう思い出してカガリはふくれっ面になる。

いや、でも・・メイリンの見間違い・・いや、見間違わないか・・・あれだけミーハーなら・・。

一緒にいる女性って共演者かな?スタッフかもしれない・・。

そうだ・・ミーアも一緒なんだ・・!ミーアの連絡先は前交換したはずだよな・・・!

ミーアに聞けば分かるか!と思いカガリの顔が晴れた。

「・・凄い百面相」

「へ?!」

「いや、彼氏のこと思い出してたんだな~って思って。」

そうキラに「幸せそうだね」と言われカガリは「ああ!」と答えていた。


++++++++++
やっと此処まで来ましたー(´・ω・`)

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