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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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前と変わってサークルの話(`・ω・´)

ここら辺からちょっと話の本腰かもしれないです。



「へー良いところだな!」

そう言って、カガリは景色を見渡す。

いかにも・・といった、高原の匂い。

 

「じゃあシホも同じ学校なのか?」

「ええ・・」

キラの通っていた学校は随分と進学校らしく、このヴェザリウス大には多くのOB・OGが入学するらしい。

シホはイザークの彼女で・・工学部のせいか、なかなかサークルには顔が出せなかったと言っていた。

ついでに、今シホとカガリは昼ご飯の準備をしている。

「イザークとはどれくらい?」

「私が高一の秋だったから・・、もう3年目になるの。」

通りで恋人と言うより夫婦のような、バスの中でもイザークが「シホ」と呼べば必ずその時折々にシホが飲みもを渡したり、ガムを渡したり・・

まるで熟年の夫婦のような雰囲気だったのも納得だ。

「凄いな~」

「でも長いと好きと言うより家族に思えて・・、けどふとしたとき、ああ素敵な人だなぁって感じる、かな?」

そう言って、少し頬を染めるシホを見ると、熟年夫婦ではなく、阿吽の呼吸の新妻に見えてくる。

自分はアスランとまだ数ヶ月だから、シホやイザークのような落ち着いた雰囲気ではないけど、いつかそうなって、そうなってもこの二人みたいにお互いに魅力を感じ続けて行けたらいいなと思った。

「おーい、カガリ!シホ、昼飯どんなかんじだ?」

割と小さなバスを貸し切って来て、その荷物を下ろし終わったハイネがペナントのキッチンへやってくる。

「にしても早く着きすぎて悪かったなー、本当はどっかのパーキングで済ませる予定だったんだけど・・」

民宿に早く着きすぎたため、昼がなく・・その民宿が貸し出しているペナントのキッチンを使わせて貰って料理をしている。

「いえ、構いませんよ。」

「そうだぞ!今日の昼はカレーだ!」

そう言うとハイネは「おお!楽しみだ!」と笑いまた作業に戻る。

 

「アースラン!」

この季節にしては若干厚着のミーアがアスランの腕に抱き付く。

ミーアが厚着なのは、ここが平地より高い場所で夏と言えど気温が低いからだろう。

「・・ミーア、まだ撮影は始まってないぞ。」

「もう、知ってるわよ!」

いいじゃない?とアスランの肩にミーアは擦り寄る。

胸が当たるのは非常にうれしいのだが、これから直ぐ仕事である。

夜だったならば大歓迎で今から直ぐにでもホテルに行って構わないんだが・・。

「アスランさん、ミーアさん!撮影始めますよ~」

そうスタッフの声が掛かり、二人はそちらへ歩き出した。


「え?ちょっとヤダ、あんた何言ってるの?」

そうルナが電話に出ながら声を濁す。

「はぁ?もう・・!どうせ駄目だと思うけど、聞いておくわ!」

そう言ってルナは携帯を繋げたまま、ハイネに何か頼んでいた。

「おお!全然!ルナの妹ならきっと可愛いだろうし!大歓迎☆」

「妹さんがくるのか?」

「はぁ・・ちょっと否定してほしかったんですけど・・。」

そう言ってルナは妹に「良いって。」と告げる。

「いや~ルナの妹が参加したいんだってさ、合宿に!」

「合宿にっていうか・・たまたまこの高原で撮影のあるアスラン・ザラ見たいだけっぽいけど・・。」

前言ったわよね、妹がファンだって。とルナはカガリに笑いかける。

カガリは、「そうだったのか・・」とルナに対してか、たまたま同じ場所に来ていたアスラン対してか思った。


その日の夕方にはメイリンは到着して、明日の朝の撮影を見に行くと大張りきりで居た。

「へ~メイリンちゃんアスラン・ザラのファンなの。」

「はい!」

そう言うメイリンはミーハーさを隠す様子もなく、「早く明日になーれー」と嬉しそうに言う。

「そんだけ好きなら色々調べたりしてるのか?」

「はい!生い立ちから趣味までなんでも言えます!!」

そのセリフに、キラは「さすがに過度の女漁り魔というのは含まれまいんだろうなぁ・・」と心で思う。

ディアッカは自分が同じ学校で、キラがアスランの親友だというのをばらすか考えているようだったが、幼気な乙女の夢を潰すわけにもいかないので、黙っていた。

「そう言えば、カガリも少し興味在るんでしょう?」

そうルナに話を振られ、カガリは、「え?」と言葉に詰まる。

まさかファンの前で彼女ですと言えるはずがない。

「えっと・・うん、まぁ・・ちょっと彼氏に似てるから・・。」

本人だと言うのは憚られ、そうカガリは言葉を濁しながら言う。

「アスラン様に似てるなんて・・凄い格好いい彼なんですね!」

そうメイリンは目をキラキラさせながら言う。

カガリは「あはは・・」とその目線を受け流した。


次の日、なんだかんだアスランの演技する姿が見たくて、カガリはメイリンに付いていく事にする。

「カガリさんもやっぱりみたいんじゃないんですか~」

「・・まぁ・・格好いいからなぁ・・。」

そう言い、撮影現場に着くが、俳優・女優からかなり離れた場所にテープが貼られていて、かなり遠目からしか見えない。

「あ!・・ミーア・キャンベルだ・・!!アスラン様にベタベタと・・・・!」

今は既に撮影中なのだろうか?とカガリは思う。

ミーアも来てるのか・・。

そうぼんやりと思っていると、メイリンが悔しそうに「あの二人出来てるらしいんですよ。」と言う。

「・・え、ああそうなんだ。」

俳優というのも大変だとカガリは思った、女性と歩けば大抵恋人だの結婚直前などと報道されて・・。

「実はかなりマニアックなファンしか知らないと思うんですけど・・アスラン様は昔から女遊びが激しいらしいんです。」

根も葉もない・・とカガリは思ったが、メイリンは続ける。

「アスラン様みたいな人になら遊ばれてもいいって思う女の人の気持ち、分かるな~。って思うんですけど・・。中でもミーアは特別みたいで、ちょくちょくラブホ行くところ目撃されるみたいですよ。」

「・・でも、あんまり週刊誌とかで噂にならないよな。」

「前はちょくちょくあったんですよ~、でもあまりの多さにマスコミが追い疲れたらしいです。だから此処半年前くらいから報道はパッタリ止みました。けど・・ま、実際は凄いらしいですよ。」

そう言って笑うメイリンを余所に、カガリは不快ではなく、悲しい気分になる。

メイリンを責める訳じゃない、けど、そんな誤解をされるアスランを思うと、悲しかった。


民宿に戻り、カガリは溜息を付く。

結局遠目すぎて、撮影をしているかどうか分からなかったな・・。

でもアスランが頑張っているようなので、カガリはそれだけでも見れて良かったと思うことにした。

 

 

 

++++++
は~、話の転換中。メイリンも出せて満足です。
ちょっと・・いや、かなり。カガリが不憫すぎですが・・。・゚・(ノД`;)・゚・
これからですね(`・ω・´)

 

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カガリ・・・(泣)
こんばんは!
話が段々確信に迫ってきましたね!
カガリの純朴さは、ここまでくると、不憫を通り越して見ていて気持ちがいいかもしれません。。(苦笑)
そして、アスランの追っかけメイリン。なにやらイイ味出していますね!(爆)
モラルに欠けたアスランの捻じ曲がった性格は、子供のような我侭さや残酷さがありますね。
罪悪感など微塵もなく、どれだけ自分が悪いことをしているか、まったく気づいていないし。
善悪の判断がつかない子供のまま、体だけ大人になってしまった感じでしょうか。
ある意味純粋かもしれませんが。
初恋のアスランはカガリ以外の人はどうでもいいと思っているから、第三者から自分の行いについて何か指摘されたとしても、カガリから見放されない限り、後悔したり自分の行動を省みたり思考を改めたりしなさそう。
早くアスランが成長してほしいです。
ミホ 2008/07/27(Sun) 00:14 *edit
Re:カガリ・・・(泣)
こんばんは!
この話は価値観の違い?みたいなものを明確に書いてます。
おっしゃる通り、ここのアスランはかなり厄介な性格をしています(苦笑)
管理人もこの話のアスランが成長するのか、(しないと困るんですが・・)大変不安です・・・。
でもカガリを始めキラもラクスも価値観がまともな人間なので、きっとどうにかなってくれると思います!
メイリンはかなりミーハーで書いていて楽しいです!
カガリは純粋です。きっとこれからアスランの色々気付く内に悲しい気持ちにさせてしまうのだと思うと申し訳ないです;;
ナツキ 2008/07/27 00:53
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