※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
-短夜半夏-嘘眩むとぞ
疑うなんて浅ましいです。 【東京事変】:修羅場 って感じの内容になっていきそうです・・・・。。。。
でも、でも、とカガリは思う。 それは、自分が彼に釣り合うだけの女かどうか分からないからだ。 アスランはいったい自分のどこが好きで、付き合おうと言ったのか。 顔やスタイルならば、芸能界ではカガリより遙かに優れた人が沢山居る。 性格?それとも雰囲気? いずれにせよ、自分はアスランを取り囲む人々からは劣っているのではないだろうか? 都合のいい遊び相手だったらどうしよう。 そう思うのに、疑うのに、心の芯ではそんな事ないんじゃないか?とも思う。 アスランの独占欲の強さが、そうさせてくれたのだ。
メールの返事を決めかねたが、ミーアはやはりと笑う。 "うーん。お仕事の関係もあるし、女の人に媚びを売らなきゃいけないこともあるのよ、きっと。" カガリを悲しませたくない、も、そうだが、それ以上にカガリに真実を知らせたのが自分だとばれたときのアスランが恐い。 彼に嫌われるようなことはしない方が得策である。というのがミーアの結論だった。 だって、カガリは真っ直ぐな人だもの。アスランの所業に気が付けば、きっと嫌いになるわ。 そうミーアは思った。
キラは居ても立ってもいられずラクスに言う。 ラクスは「まぁ!」と驚き深刻そうに「・・・どうしましょう」と呟いた。
次の日ミーアが部屋を出ていくのを見届けると、タゴスタは口を尖らせて言う。 キラに引き続きコイツまで、、とアスランは怪訝そうに眉を顰めた。 「五月蝿い、俺の勝手だろう。」 「・・本命泣いちゃいますよ。」 やれやれと言った様にタゴスタは言い、スケジュールのチェックを始める。 それを片耳で聞きながら、カガリの嫉妬する姿も可愛いのだろうとアスランは思った。
カガリは何処か遠くをバスから眺めていた。 心の底にドロリとした嫌な物体があるような気がしてならない。 それは、きっと苦い味なんだろうとカガリは思う。 早く取り除きたい。 早くアスランに会って安心したい。 「馬鹿だな」って笑い飛ばして欲しい。 「そんな事あるはずないだろう」と、 「俺が好きなのはカガリだ」と 言ってほしい。
「・・本命からでしょう?」 携帯を開いた瞬間、オーラが変わったアスランに、タゴスタはツッコミを入れる。 アスランは優しく笑い、そのメールの返信を打っていた。 アスランは人のメールを基本的に返さない。 早く返すのは本命と、今日夜寝る相手だけである。 その二つの見分け方は簡単で、夜寝る相手だと、瞳がギラリと光り、口元が不吉な笑みを作る。 対照的に本命の場合、瞳孔が開いて眉尻が下がり、まるで少女が微笑むように、優しい笑顔を作るのだ。 「なんか本命のこと愛してるのか、愛してないのか分かんないですよ。」 「愛してるだろう、どう考えても。」 愛しているのなら、なんで易々と他の女が抱けるのか、タゴスタには謎であった。
サークルの合宿で、くたくたなのに、何か作業をしていないと不安だった。 こんなに思い詰めること、ないのかもしれない。 そう思いながらも不安になってしまうのだ。 丁度夕食が出来上がる頃、玄関の開く音がする。 サングラスを掛けたアスランが入ってきて、「おかえり」とカガリが言うと、嬉しそうな「ただいま」が帰ってきた。
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