忍者ブログ
カレンダー
06 2024/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[02/04 satoimo]
[01/31 NONAME]
[01/08 ぽこ]
[12/31 おしの]
[12/30 しろくま]
最新TB
プロフィール
HN:
ナツキ
HP:
性別:
女性
職業:
生徒
自己紹介:
アスカガ大好き。映画に向けて奮闘中・・。妄想癖有り。
動物占いはゾウ。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析
忍者ブログ | [PR]
※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



眠いです。コナンの映画見に行きました。


帰ってきたアスランは、一瞬顔を綻ばせてから、直ぐに険しくなった。

カガリはその意図が理解できず、首を傾げる。


「怒ってるのか?」

「・・・。」

折角来たというのに、アスランはちょっと怒ったようにこちらを睨むだけ。
それが半分甘えているように見えるのは、自分の錯覚だろうか?

なぁ?と声を掛けてもうんとも寸とも言わないアスランに、カガリは溜息を付いた。

アスランの家について二十分・・アスランが帰ってきて十分もの間だカガリは暇をもてあます。


カガリが家に来てくれたことは大変嬉しい。・・が、釈然としない。

せっかく勇気を出して、鍵を置いていったのにはそれなりの訳があったのだ。

いつか言っていた"同棲"。

「・・・。」

「おいってば。」

それをどことなく暗示させたのだが、カガリは全くその気がない。
いや、自分のアピールが遠回し過ぎなのは分かっていた。

でも・・。

「・・・。」

ああメールされて、浮かれて・・。
家に帰っても、カガリが居なくて。

馬鹿みたいだったから、自分だけが。

素直になりきれない自分が嫌だったが、反発したい気持ちも確かにあって・・。
アスランはどうしようもない感情に何だかふてくされる。

そんな態度をカガリの前で繰り返して、カガリは大きく溜息を付いた。


コイツは、私に何を望んでいるんだ?


来てくれって・・そう言ってくれたから、来たのに。

黙りしやがって。

時計を見るともう十時をとうに過ぎている。

このまま沈黙しているのも不自然だと思い、カガリは唐突に立ち上がる。


「・・・帰る。」

機嫌を損ねた訳じゃないが、此処にいてもどうしようもない気がした。

そう言って立ち去ろうとすると、アスランに腕を引かれる。


「何だよ。」

ついつい喧嘩越しになった自分にカガリは少し後悔したが謝らなかった。

呼んで置いて黙り込んでいるコイツが悪い。


「・・何だよって・・、何しに来たんだよカガリは・・。」

「何って、お前に会いに来たんだよ。」


それを言うと、アスランは「なら居ろよ。」と不機嫌そうに言い、カガリの腕から手を離し、また眉間にしわを寄せ何やら考えているようだった。

「別に、もう会ったからいい。・・帰る。」

このままでは当たってしまいそうだ、とカガリは思い再度入口に向かおうとする。


「・・・何機嫌悪くしてるんだ?」

リビングから出ようとした瞬間、後ろからそう言われカガリは反発しようと振り返った。

「お前が不機嫌で、一人で考え事したそうだから帰るだけだ!断じて不機嫌なんかじゃない!」

「不機嫌なんかじゃ・・。」

「不機嫌だろうが。」

一度言い出したら聞かないのがカガリだと、アスランは昔の経験で知っていたので押し黙る。
これ以上カガリと言い争いなどしたくはない。

「・・・。」
「・・・。」

そのまま・・数分すると、カガリはふぅと溜息を付いた。


「・・何か馬鹿みたいだな、せっかく一緒にいるのに・・。」


ただでさえ忙しいのにな・・とカガリは笑い、アスランの手を引いてソファーへと戻る。

「で、お前さっき何考えてたんだよ。」
「別に・・。」
「・・・別にって・・、そんな事で私の事何十分もほっといてたのか??」
「いや・・。」

歯切れが悪くなったアスランに、カガリは首を傾げた。
アスランはこちらを見ようとせず、何処か遠くを見ながら言葉を繋げる。

「・・好きに出入りしてくれて、構わない。」

こんな、抽象的な言い方では駄目だろう・・。

そうアスランは自分に駄目出しをし、自分の言いたいことを口にする。

「ここ・・自分の家だと思ってほしいんだ。」

正直恥ずかしかった、それに・・断られたらどうしようとか、色々感情がぐちゃぐちゃになる。


アスランにそう言われ、カガリは一瞬固まってから真っ赤になり、アスランが一番好きな笑顔を見せてくれる。

「・・ありがとう・・。」

隣のカガリが嬉しそうにアスランの肩に顔を埋め、照れ隠しをしてるんだろうか・・とアスランは思った。
でも、アスラン自身も嬉しさで少し顔が赤いので見られなくて良かったと思う。

ちゅっちゅとカガリの髪にキスをしていると、カガリが恥ずかしそうにこちらを見上げて目を閉じた。

何を望まれているか分かり、嬉しくなって・・アスランは迷わずカガリの唇を奪う。

口内をねっとりと舐めれば、カガリはお返しといわんばかりに舌を絡めてくれた。
今まで・・カガリから動いてくれることが少なかったので、アスランの心臓が大きく鳴る。
カガリの腕が、アスランの首に巻き付いてアスランは理性を契りそうになっていた。

ガバッとカガリをソファーへと倒す。


欲しいと、思うのは確かに性的なことが原因なんだろう。

だが・・・。違う。

他の女達に求めているモノと、自分がカガリに求めているモノは、似ても似つかない。


キスで酸欠になったカガリがぼぉっとこちらを見上げている。

その顔に、アスランは今までにないほど優しく、愛しく微笑んでもう一度激しいキスを送った。



++++++
次回裏かもしれません、ってかアレ?喧嘩にする予定がラブラブになった!!!
もし裏がかけないようなら、はしょっちゃうかもΣ(゚口゚;ですが;;出来るだけ書けるよう頑張ります・・!

PR


この記事にコメントする
HN:
TITLE:
COLOR:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS:
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Powered by 忍者ブログ  Design by まめの
Copyright c [ 姫至上主義小説 ] All Rights Reserved.
http://bibaaclovelove.blog.shinobi.jp/