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※管理人のアスカガ妄想場。短編or続くか不明なものばかり;;続いたらサイトにもアップします。当然ですが無断転送一切禁止です。
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テスト終わりました~~~!!!


付き合い始めた・・が、コレと言って変わらない日々が続く。
ちゃんとスティングは断ったし、当たり前のように友達と戯れる日々が続いていた。
ただ・・変わったことと言えば、アスランと毎日一緒に帰ることぐらいだろうか?

「カガリって・・アスラン君と付き合ってるって言う割にはその気ないわよね~。」

そう・・マユラに言われ、カガリは「そうか?」と聞き返す。

「実際の所どうなのよ?色々あるんでしょー恋人同士なんだし!」
「いいなぁ~あんな格好いい彼氏!」

アサギとジュリにも言われ、カガリはうーんと考える。

「別に・・あ!でも、小学校低学年に戻ったみたいだぞ!!」

「「「はぁあ?」」」

素直にカガリが言うと、何故か三人は「何それ?」だの「つまんないー。」だの言ってくる。
一体こいつ等は何を知りたいんだとカガリは純粋に頭を傾げていた。

「そうそう、そういえば最近クサナギのモールに新しくパフェ入ったらしいよ~みんなで行きましょうよ!」
「パフェか~、ケパブだったら更に良いんだけどなー。」
「そーいう可愛くないこと言わない!折角出来た彼氏に見離されちゃうぞ。」
「じゃあ明日行かない?善は急げ、でしょ!」

そう笑い会い決まる。
学校帰りみんなと遊ぶのは久々だな~とカガリは思っていた。


「アスラン!」
「カガリ、帰るぞ。」

そう下駄箱で二人は笑い合い帰る。

アスランは昔よりずっと大人びた様子でそつなく歩き出す。
カガリはそれを見て、それに追いつくように歩幅を合わせた。

「今日アサギ達とな・・」

大好きな体育に、お昼ご飯の話し・・他愛ない事をカガリはアスランに毎日話す。

その楽しそうな表情は好きなのだが、その話の中に出てくる人物全てアスランは好きにはなれない。

他のヤツなんかの事はどうだって良いのに。

正直今でも・・カガリが自分以外の人間と話しているのは苛立つのだ。
本当に、大人げない話なのだが・・気にくわないのだから仕方ない。

こんな幼稚で執着心の強いところをカガリには見せたくなくてアスランは帰り以外一緒にいようとはしなかった。

「アスラン?」
「・・、あ・・ごめん。」
「ちゃんと聞いてろよ!」

ぷぅっと頬を膨らませ睨むカガリにアスランは笑顔になる。

「カガリは可愛いな。」

「か、可愛い訳あるか?!」

ベチベチと叩いてきて、アスランはその手を優しく受け止める。
そしてそのまま手を繋いで、家までの道を歩いた。

手を繋いでからは・・カガリの口数はめっきり減り、代わりにリンゴのように赤くて可愛らしい横顔をアスランは飽きずに眺めていた。




次の日もアスランは当たり前のようにカガリを迎えに行く。

だが・・そこにカガリの姿はなくアスランは近くにいるカガリの友達に声を掛けた。

「カガリ・・は?」

「今日はアサギ達とモールに新しく入ったパフェ食べに行くらしいよ。」

たった・・たったそれだけの事なのに、アスランは酷く歪んだ顔をした。





「うわ、美味しいな!」
「あまーい!」
「ちょっと高いけど上品で良いかも!」

いかにも年頃の女の子・・といわんばかりに四人は歩く。
この頃はアスランと帰っていたから・・こうやって友達とワイワイ外で騒ぐことも少なかったなぁ・・。

指に着いたクリームを舐め取ると、マユラに「なぁに、その色っぽい仕草~」と馬鹿にされ、カガリはむっとしたがパフェが美味しいのでまぁ良しとしていた。


帰り道・・友達と別れてからカガリは携帯を見る。
そこにはアスランからの着信が二件、メールは一通も着ていなかった。

「何か急用でもあったのか?」

そうカガリは首を傾げ、家へはいる。


その時は、何も思っていなかった。



「---------・・アースーラン!・・もう、やめてよね仏頂面・・。」
「・・・・・。」

不機嫌すぎる・・=カガリ絡み。

そうキラの中では既に定義されている。
アスランは思いの外独占欲が強くて、弟の自分ですらカガリに抱き付いていると後で何をされるか分からない。

怒るだけ怒って相談しないのが彼らしいのだが、親友として味気ない。

「アスラン・・怒ってないで話してよ。」
「・・・・・・・。嫌だ。」
「じゃあ怒らないでよ、僕まで気分悪くなるじゃん・・。」

「・・・・下らない理由過ぎて言いたくない・・・。」

ぼそりと呟いたアスランにキラは盛大に溜息を付く。

「・・・いつもでしょ・・、下らないのは。」
「うるさい。」

そうしていると・・カガリが教室にやってきて、項垂れて反応しないアスランを見る。

「アスラン・・何で今日先行ったんだよ・・。」

「・・・・・・・。」

カガリの言葉を無視したアスランはガッと席から立ち廊下に歩き出した。
カガリも追うように歩き出す。

「----ったく・・痴話喧嘩なら僕の居ないところでやってよね。」

そうキラはもう一度溜息を付いた。


「アスラン、」

「・・・・・・・・・。」

「おい・・っ!」

「・・・。」

「っ・・!」

共に歩いていた足音が、逆向きに変わる。

そう、カガリが逆向きに歩き出したのだ。

思わずアスランは振り返る。


「・・・・・。」

追ってこない、止まった足跡にカガリは本当に泣きたくなった。

アスランの無視は、恐い。

"嫌い"って言われてるみたいで、恐い。


数年間無視され続けたのは、今でも心の傷には変わらない。
恋人になったからこそ、次に嫌いになられたら、戻れないと言う不安もある。


涙が頬を伝って、肩が揺れた瞬間・・・アスランの腕がカガリの背中に触れた。

「・・・・・アスラン・・・?」

チラリと横を見ると、ばつが悪そうなアスランの顔がありカガリは安心する。
そして・・いつの間にか屋上へと来ていた。


「・・昨日・・パフェ、美味しかった?」
「え?」

思ってもないことを聞かれ、カガリは驚いたが「美味しかったぞ。」と答える。
一瞬、アスランの眉が顰められたように見えたのは気のせいだろうか?

「-------・・今度、俺とも行こう?」
「うん・・っていうか、一昨日その話したよな。」

そうカガリに言われ、アスランはそうだったっけか・・?と首を傾げる。

「もう、ちゃんと聞いてろよ、私明日アサギ達と食べに行くんだ!って自慢しただろ?そしたらお前"そう"とか言って流すし・・その後一緒に行こうなって言ったときは聞いてないみたいだったし・・!」

「----------・・言ったっけか、」

「言った!!」

てっきり昨日・・だまって置いて帰られたのかと思っていた・・。

そう心の中で言う。

良かった、キラに凹んでる内容言わなくて・・。

カガリに非があるのならともかく、明らかに自分が聞いていなかった・・。
というか・・。

「・・俺以外のヤツと、行かなくて良いよ。」
「・・・、今何か言ったか???」

聞こえなかったカガリは首を傾げ、アスランは「何でもない。」と首を振る。


「・・今度の日曜、映画見てモールのその店行こうか。」
「ホントか?!行く!!」

嬉しそうに腕に飛びついたカガリにアスランは目を細めて笑う。

その優しい顔が、大好きで・・・・カガリは少し頬を赤くさせながらアスランに微笑んだ。






++++
ほのぼの痴話喧嘩(笑)

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