アスカガ・キララクは一般の恋人を超越していると思う。
というコンセプトで書くアスカガ。
珍しく本編設定。
キララクが恋人らしくて、アスカガがそうではないだけで・・・どちらも最強の絆を持ったカップルだと思います。
簡易設定。
カガリ・・オーブ代表首長
アスラン・・オーブ准将
物理的に言えば・・手を伸ばせば届くところにいる。
それは・・三年前、自分が護衛になったときから変わらない状況。
だが・・精神的にはどうだろうか?
あの時と、今・・何が変わって・・何が、変わらないのだろう?
-----・・こんな事を考えるのは、やはり・・。
それだけ、世界が平和の方向に向かっているおかげかもしれない。
「アスラン、これ。モルゲンデーテの最新情報。」
「ああ・・ありがとう。」
それでもまだ、世界各地の反乱は治まるところを知らない。
だが・・国家間で武力の争いがなくなっただけでも・・今はましと言えるのかもしれない・・。
・・・・否・・。自分はそうとは思っていないが・・。
「・・オーブが・・地球の先頭に立って指揮することが大々的に決まってな・・。こうなるだろうと思っていたが・・やはり、地球規模になると訳が違うな。まぁ・・プラントも協力してくれるし・・ラクスが居るからちゃんと信頼も出来る。」
その分前よりはマシだな・・と笑うカガリだが、その顔にはやはり疲れの色が出ていた。
自分も・・・彼女も、目指す場所にはまだまだ到底及ばないようだ。
・・それに、彼女はオーブだけでなく、地球までもの責任が回される。
「政治で納得するのは・・、まだ・・簡単だが、やはり国民一人一人がプラントや・・オーブを信用してくれる訳じゃない。・・それはよく分かっている・・。」
難しいな・・と彼女は眉間にしわを寄せる。
・・・四年間・・出会った頃の彼女からは考えられない言動・・そして貫禄だった。
彼女は変わる・・俺も、変わる。
そうやって・・互いが別のモノを見て、それぞれ変化してもまた・・。
---------ここに集えると、そう感じるのは何故だろう。
「カガリ。」
小さな、小さな方で地球を背負い、頑張ろうとしているカガリ。
そんなカガリに俺が出来るのは、ほんとうにちっぽけなことかもしれないけれど・・。
ぎゅっと腕を引き、自分の胸にカガリをしまい込む。
「・・・アスラン・・・・?」
少しでも、君が安らげるように・・。
そう思って抱きしめるのに・・自分までもが安らぐ。
離しがたい・・。
そう思って、よりぎゅっと抱きしめてしまう。
少し瞬きをして・・カガリはゆっくりと瞳を閉じた。
温かい人、温かい場所。
自分が自分で許される・・・そんな場所。
お互いの夢は・・理想と言われるかもしれない。
でも・・・・。
還る場所があるから。
お前が居るから
「ありがとう」
「いや・・俺こそ。」
手が届くとか、届かないとか・・・。
問題は、そんなところにあるのではなくて。
ただ、お互いが、お互いに・・手が届かなかろうと、
優しさと、愛情を分け合えればいい。
「まだまだこれからだからな!・・・頑張ろう。」
「ああ、--------・・頑張ろう。」
互いに目を瞑り、触れるだけの優しいキスを交わす。
今の自分たちはこれでいい・・・。
もっと、もっと互いが理想に近付いたら・・。
一緒に、人生を歩む契りを交わしたいと思う。
++++++
アスカガってこんな感じ・・・・。私のイメージですが。(ついでに契りは結婚です。(笑)
カガリはオーブを守ることが目標、アスランは戦争をなくすことが夢。
何て素晴らしい人たちなんだろうと思う!!!本編最高です!!
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